なんとなく 第6話

410 ◆YSssFbSYIE sage 2008/11/13(木) 02:33:58 ID:U42uLVZt
【その13】
「嫌いじゃない、嫌いじゃないけど・・・・・・」
妹のことは嫌いではない。むしろ好きだ。大好きだ。
しかし、大好きだからといって許されることと許されないことがある。
血の繋がった兄妹には、超えてはいけない一線があるのだ。
「嫌いじゃなかったら・・・・・・いいよね?」
だが、兄の心妹知らず。
優子の俺に対する愛の前には、血の禁忌などものの数ではなかった。
「だめだ!」
「だめだって言われても!」
ぐっしょり濡れたショーツを脱ぎ捨て、俺を見下ろすように立つ妹。
「もうね!お兄ちゃんと繋がりたくて!どうにもならないの!いいわね!いくわよ!」
もう逃げられない。逃げ出せない。
俺は優子の狂気の愛が宿る瞳の色と、露になった下半身に心を縛られ、
なすすべなく事が進むのを待つしかなかった。
もはやまな板の上の鯉、じたばたしてもどうしようもない。
そして優子は地の底から響くような独特の笑い声で、高らかに勝利宣言をするのだった。


411 ◆YSssFbSYIE sage 2008/11/13(木) 02:34:33 ID:U42uLVZt
【その14】
ゆっくり、ゆっくりと優子の腰が下がり、
意思と関係なくそそりたつ俺のジョイスティックに手が添えられる。
うまく入らないのか、2度、3度と強引に動かされ、
ようやくナイスポイントを発見したのか、ぐいっと優子の腰に力が入る。
亀頭部に伝わる、口とは違ったねっとりとした粘膜の感触。
そして棒のサイズと合わない狭い穴に捻じ込まれるような、独特のきつい感覚。
グフフと笑ってはいるが、妹は肩で息をしはじめている。
俺もはじめてだが妹もはじめてなのだ。
興奮して、我を忘れて、欠片しかない理性を吹き飛ばしたようだが、
痛みは妹を現実に引き戻そうと必死に抵抗する。
「痛いなら、やめよ?」
「ここでぇ逃げたらぁ女がすたるでござるよぅぅぅぅぅぅ」
いいからすたれ。まだ引き返せる。
しかし歯を食いしばり、痛みに耐えながら、強引に腰を落としていく優子。
ここまで必死になって俺と繋がろうとするなんて。その姿に感動すら覚えてしまう。
ふひーふひーと、いつものくぐもった笑い声や鼻息とは違う、痛みに耐える深い呼吸。
その呼吸を一瞬止め、そして大きく吸ったかと思うと、優子は一気に腰を落とす。
「ひぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」
大きくのけぞり体を震わせながら、妹は深く結合した痛みと喜びを全身で表現した。
ああ、阻止限界点を超えてしまった。さらば清らかな兄妹関係。
本当に清らかだったかどうかはわからないが。


412 ◆YSssFbSYIE sage 2008/11/13(木) 02:35:11 ID:U42uLVZt
【その15】
「兄上ドノと合体ぃぃぃぃぃぃ気持ちいぃぃぃぃぃぃぃぃ」
優子は痛みに涙を流しながら初体験の悦びを高らかに謳いあげると
まだズキズキと痛むだろうに、激しく腰を振りはじめた。
まるで乗馬マシーンに乗っているかのように、俺の上で跳ね、舞い、踊る妹。
肉同士が打ち合う激しいビートに乗せてぐちょりねちょりと粘液質の音がリズムを刻む。
気持ちいいといえば間違いなく気持ちいい。
そりゃ健全な男の子だもん。やりたい盛り。
しかし、それ以上に魂が吸い取られるような、ぞくりと冷たい快感が脳をしびれさせる。
そして今日2回目の射精。
「兄上ドノの赤ちゃんエキス、子宮にキュンキュン直撃でござるぅぅぅぅ」
どくどくと激しく脈打つ俺のモノから、一滴残らず搾り取ろうとする妹の女性器。
先ほどのフェラのときとは違う強烈な快感とともに、俺の胸の奥にどす黒い愛欲がたまっていく。
これが背徳の味というものなのか。初めての体験が禁断の蜜。
この先、長い人生でどんな女性とヤッたとしても、
たぶん妹以上の快楽をもたらしてくれる相手に出会えることはない。
そう思えてしまうほど、ヤックデカルチャーな初体験。
さらば普通の日々よ。もう帰れない。もう戻れない。

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最終更新:2008年11月16日 20:38
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