873 名無しさん@ピンキー sage 2008/12/03(水) 12:22:44 ID:J9ehP49n
自慢になってしまうがルックスには自信がある。女にもてる為の努力を惜しんだこともない。
だが、結果として俺は極端にもてない。いかなる才能も努力もぶち砕く、たった一つの障害故に。
「だから生き霊になってまで取り憑くのはやめろ。背後に浮かんでるなんて、もっての外だ!」
道の真ん中あることも気にせず、後ろ斜め上に浮かぶ半透明な人影を怒鳴りつける。
当然通行人はドン引きだが、背後霊を背負って歩いてる時点で世間体を気にしても無意味だ。
「だって、一時でも離れてるなんて耐えられないよ。ましてお兄ちゃんが変な豚と遊んでるかも
なんて想像しちゃったら…」
「空中でくねくねしながら妖気を振りまくな。周りに迷惑だ。それに日がな一日幽体離脱なんか
してると体が死ぬぞ。さっさと帰れ!」
空中の影は「にたり」と薄笑いを浮かべた。見慣れている俺でも怖い。ああ、目が合ってしまった通行人が倒れた、巻き添えにして申し訳ない。
「一緒にいるためなら命なんて安いものよ。死んだら本格的な幽霊として取り憑くだけだし。
それが嫌なら…早く帰ってきてね、あたしのところへ♪」
---世にも奇妙な妹一匹 End---
#「キミョウト」ってこんな感じで良いでしょうか?お口に合えば良いのですが。
#…昼休みとはいえ、事務所で携帯広げて私は何を書いてるんだろ。何かに取り憑かれたかな?
最終更新:2008年12月07日 21:52