559 :
理緒の檻:2007/10/23(火) 22:41:01 ID:18mKm66e
やっとの思いで風呂から上がる。
頭が…くらくらする…
それに…理緒姉の顔がまともに見られそうもない…
あれだけ無様な姿を見せ、情けないセリフを吐き、みっともなく射精した上に唯一の家族である姉の顔にかけるなんて…
などと回らない頭で考えていると、
「修くん、お風呂上がったの?お姉ちゃんと一緒にあったかい牛乳飲もうよ~」
内心では今顔を合わせるのは避けたいと思った。
しかし、さっき姉がした行為を姉自身はどう思っているのか聞いておきたい、とも思う。
「今行くよ」
電子レンジのまわるブーンという音だけが響きわたる。
理緒姉はニコニコと笑いながら頬杖をついて牛乳が温まるのを待っている。
俺は…さっきあの手で…って俺は何を考えてんだ!
早く忘れないと…
チーン!
「うわっ!」
「修くん?なにをそんなにびっくりしてるの?」
「あっ…いや、なんでもない」
「はいっ、牛乳」
「あぁ、ありがとう」
受け取った牛乳を口に含む。
「あちっ!理緒姉、どんだけ温めたんだ?」
「ん~…2分位かな?」
「通りで…」
熱過ぎるので机に置いておく。
「理緒姉…あのさ」
「どしたの?」
「さっきの…事なんだけどさ」
560 :理緒の檻:2007/10/23(火) 22:44:41 ID:18mKm66e
「さっきの事ってなにかな?」
「その…風呂場での…あの…」
あらあら…顔赤くして俯いちゃって。
可愛いんだから…もっとしたくなっちゃうじゃない。
「あぁ、お仕置の事ね。あれがどうかしたの?あっ、もしかしてもっとしてほしいとか?」
「ちっ、違うよ!そうじゃなくて理緒姉はどういうつもりであんな事をしたのかって事だよ!」
必死に否定すると余計そう見えちゃうんだけどな。
「どういうつもりもなにもお仕置だってずっと言ってるじゃない」
「本当に…ただ俺を叱る為にやったんだよね?」
叱る?とんでもない。あなたを、修くんを愛する為にやったに決まってる。私の物にするためにしたのよ。
なんて口には出さないけど。
「もちろんよ。修くんにはお姉ちゃんがどれだけ心配したのかを分かって貰いたくてしたの」
「そう…そうだよな。…うん、それなら良いんだ」
「聞きたい事はそれだけ?」
「あ、うん。あっ!やべぇ、明日のご飯の為の米研ぎするの忘れてた!…もう冷めたよな」
そういって牛乳を飲み干す修くん。
ふふっ…ちゃんと全部飲んでくれたね。
「ふぁぁ…お姉ちゃん眠くなっちゃった…先に寝てるね?」
待ってるよ?ふふふ…
561 :理緒の檻:2007/10/23(火) 22:47:31 ID:18mKm66e
「おやすみ、理緒姉」
眠そうな顔の姉を見送って、米研ぎの準備を始める。
シャカシャカと小気味良い音を立てて米を研ぐ。
明日も7時だなと考えつつ予約時間を決める。
「ふぅ、これでよしっと。俺も寝るかな…」
あくびを一つしてから自分の部屋へ向かう。
部屋の扉を開けてしばし立ちすくんでしまった。
なんで理緒姉が俺の所で寝てるんだよ…
叩き起こしてやろうか…くそぅ、幸せそうな顔しやがって。
これじゃ起こせないじゃないか。
「うぅん…」
うぅんじゃないうぅんじゃ。
仕方ない…起こさない様に入るか…すっごく嫌だけど。
もぞもぞとなんとかベッドに入る。
姉は今自分に背を向けている状態だ。
理緒姉…服がめくれてるって。
あまりにも寒そうなので起こさない様に服を降ろしてやる。
さて、寝なきゃ…
…
……
………
…………
なんでこんなに眠れないんだ?
いつもならすぐに眠れるのに…
しかも…俺のコレはなんでこんなに立ってるんだよ…
一回風呂場で射精してるにも関わらず服の下で痛い程に立っている。
ヤバい。このままじゃ眠れない…
仕方ない…トイレにでも行って自分で抜いて来るか…
562 :理緒の檻:2007/10/23(火) 22:48:11 ID:18mKm66e
「修くん…側に居て…」
動こうとした瞬間に理緒姉のそんな言葉が聞こえた。
「り、理緒姉?起きてる?」
「んん…スー…スー…」
寝てる…寝言か。
しかしびっくりした。って理緒姉…足が絡まってるんだけど…
これじゃ動けないじゃないか。
これじゃトイレに行けない…
ここでするしか無いのか…?
でも理緒姉が起きちゃったら…
ぐぅ…駄目だ…我慢出来ない…
そっとズボンとパンツをずらして俺自身を取り出す。
「ハァ……ハァ…」
シュッ…シュッ…
くっ…なんでこんなに…立ってるんだ…早く…おさめないと…
「ん…」
り、理緒姉がこっち向いてきちまった…
それも…その拍子に右手が俺の胸の辺りに…
これじゃ…続けられない…
どうしよう…どうしよう…
そんな事を考えていると、理緒姉の手がもぞもぞと動き始めた。
それも下半身の方に向かって。
その動きはまるでくすぐっているかの様でさわさわと俺の腹を撫でる。
くすぐったいけど…気持ち良い…
「っ!っ!」
なんとか声を抑える。
しかし理緒姉の手は止まってくれない。
とうとう太ももまで来てしまった。
くっ…もう先走りまで出てきちまってる…
563 :理緒の檻:2007/10/23(火) 22:48:58 ID:18mKm66e
このまま…理緒姉の手で…されたい…
いや…そんなの、駄目だ。俺と理緒姉は…血の繋がった家族なんだ…それを汚す様な事は…
でも…さっきみたいに…してもらいたい…なんで俺は…こんなに我慢してるんだろう?
さっきも、した事じゃないか。
頭の中で考えがまとまらない。
一回だけ…一回だけだ…
ごめん、理緒姉…
そう頭の中で呟き、理緒姉の手を取って…
俺のモノにあてがう。
理緒姉の手はひんやりと冷たかった。
でも、熱くなった俺のモノにはすごく気持ち良いと思える。
「ハァ…ハァ…っ!」
つい息が荒くなってしまう。
もう少し…もう少しでイける…
その瞬間。
「修くん…?なにやってるの?」
「っ!理緒…姉…」
「修くん、これ…どういう事?なんで、お姉ちゃんは修くんのを掴んでるの?」
正直…もう何も考えられなかった。
もう、これで…理緒姉と元の関係に戻れる気はしなかった。
「理緒姉…ごめんなさい…ごめん…」
とにかく謝る事しかできなかった。風呂場では俺達は家族なんだから良くないなどと言っておきながら、自分が姉を性欲の対象として見てしまったのだから。
「……」
理緒姉は無表情に俺の事を見つめていた…
最終更新:2007年10月25日 17:50