兄弟和姦計画―発動編 下

425 兄弟和姦計画―発動編 下 (1/5) ◆Hx2CWeG5HI sage New! 2009/06/07(日) 10:13:43 ID:C6VWC7hc
弟サイド―――

あ、おかえりお姉ちゃん。
最近よく遊びにいってるね。
「ただいま、弟君。ちょっと色々あってね…今ご飯作るから待っててくれる?」
晩御飯僕が作っておいたよ。一緒に食べようよ。
「え…そうなの!?ごめんねわざわざさせちゃって…」
別にいいよ。お姉ちゃんいつもやってるしたまには僕もしないとね。
「ううぅぅぅ…ありがどうおどうどぐんぅ~おねえじゃんもううれじくでないじゃいぞう…」
何言ってるのかよく分からないよ。とりあえず、手を洗って待っててよ。
「私も手伝おうか?」
いや、大丈夫。ひとりでできるよ。
「そう…じゃあお姉ちゃん待ってるね。なにか困ったことがあったら何でも言うのよ」
もう、お姉ちゃん心配しすぎだよ。
ほら早く洗面所に行った行った!
…ふぅ、行ったか。
いつもお姉ちゃんが料理を作っているから、たまには僕が作ったのも食べさせたい。
こういうのってお姉ちゃんに手伝ってもらうんじゃなくて自分の力だけで作ったものを食べてもらいたいからね。
さてと、最後の仕上げをしますか。
僕はキッチンへと向かった。

姉サイド―――

最近私は外に行く機会が多いけど、その度に弟君が晩御飯を作っている。
弟君に家事をさせるなんて少し気まずいけどそれでも弟君の手料理が食べられるなんて嬉しいな。
それに以前と比べて弟君が私にべったりになってきた。
家にいるときだっていつも一緒の部屋に居るし、夜寝るときも弟君のほうから積極的におっぱいを吸いにくる。
よく弟君が上になって夢中で胸にむしゃぶりついてくる…ホント、可愛いわぁ…
今日は計画実行日だけど…これなら大丈夫かな?
私は両頬をはたき気合を入れた。
パンッ!と軽快な音が響いた。


426 兄弟和姦計画―発動編 下 (2/5) ◆Hx2CWeG5HI sage New! 2009/06/07(日) 10:14:15 ID:C6VWC7hc
弟サイド―――

あ、お姉ちゃん。
今日はね、肉じゃがと秋刀魚の塩焼き、それにお味噌汁はお豆腐とわかめだよ!
「まあ…弟君随分料理が上手なのね。正直ここまで出来るとは思わなかったわ」
えへへ…お姉ちゃんを喜ばそうと常日頃からこっそり練習してたんだ。
じゃあ、食べようか。
「ええ、そうね…いただきます」
いただきます。
僕たちは向かい合って食事を始めた。


「弟君、大切な話があります」
ん?秋刀魚の骨を取り除いているとお姉ちゃんが話しかけてきた。凄く真剣な表情だ。
箸をおいて、先を促す。
「弟君。いや、光太郎君。私はあなたのことが好きです。弟としてではなく男として」
え?それって…
「愛しています。あなたと生涯を共にしたい。あなたの子どもを生みたい」
え?え?ええええええ!?
いや、その、僕たち姉弟だよ!?そんなことできるわけ無いよ!!
「もし姉弟だろうと関係なく幸せになれる方法があったとしたら、どうします?」
へ?いやそんなものあるわけが…
「あります。私ならできます。光太郎君答えて欲しい。
もし姉弟を気にしないで済む方法があったとしたら、あなたは私を愛してくれますか?」
……

僕、お姉ちゃんのこと大好きだよ。
…実はお姉ちゃんを想像して自分を慰めたこともあるよ。
その、女性としても大好き、です。
でもだからといって、その気持ちが報われることなんて…
「大丈夫。姉弟の関係なんて気にしないでも済む方法があるの。お姉ちゃんを信じて」
お姉ちゃん…
その、もしお姉ちゃんの言うことが本当だったら僕お姉ちゃんと結婚できるのかな。子どもを作ることはできるのかな。
「残念だけど結婚は出来ないわ…でもあなたの子どもを生むことは出来るわ」
結婚はできないんだ…
でも、本当…なの?
お姉ちゃん、僕の子ども生んでくれるの?
もし本当だったら…僕、凄く嬉しいよ!
「それはつまりお姉ちゃんとずっと一緒に居てくれるっていうことかしら?」
うん!僕お姉ちゃんと一緒に居たい!
お姉ちゃんと姉弟の関係じゃなくて男女の関係になりたいよ!
「…そう…嬉しいわ、本当に…ありがとう光太郎君…ほんとうに、ありがとう」
そんな…お礼を言いたいのは僕のほうだよ。
…ところでその方法って?
「それはね…」


427 兄弟和姦計画―発動編 下 (3/5) ◆Hx2CWeG5HI sage New! 2009/06/07(日) 10:14:52 ID:C6VWC7hc
兄サイド―――

家に着いたが、どうにも気分が落ち込む。やる気が出ない。
ほら、妹。家に着いたぞ。
「うん…晩御飯の準備しなきゃ…」
いや、もう遅いから店屋物でも頼もうぜ。それにお前、なんか様子がおかしいぞ。とてもじゃないが料理を任せられんぞ。
「…ごめんね」
気にすんな…しかし普段馬鹿みたいに明るい奴がこうだとどうにも調子が狂うな。

注文を終え、受話器を置く。
妹の奴、一体どうしたというんだ。
どうも…友人さん家から帰ってる時から妙だな。
…あの質問のせい、だよな。
どうすりゃいいんだよ…
かといってこのまま放置ってわけにもいかないだろうしな…

注文したうどんが届く。
リビングに持って行き、ソファに妹と肩を並べて座る。
さて、食うか。
「うん…いただきます」
いただきます。

数分経ったが隣の妹は一口もうどんに口をつけない。
仕方ない、もう本人に直接聞いたほうが早いか。
…妹。さっきから様子がおかしいが、一体どうしたんだ。
「うん…あのね、お兄ちゃん」
なんだ。なんでも言え。
「あのね、帰ってる時に言ったでしょ。もし社会からの視線が気にならなければ私を女の子として見てくれるって…」
…ああ、言ったな。
「その…あるんだ」
何がだ。
「社会の視線を誤魔化す方法」
は?
「だから、社会からの視線が気にならなくなる…というかえっちして妊娠しても変な目で見られない方法」
なんだよ、それ。そんなのあるのかよ。
「うん…だから、さ…見てくれないかな…私を女の子として…」
妹…
…というかその方法って何だよ。


428 兄弟和姦計画―発動編 下 (4/5) ◆Hx2CWeG5HI sage New! 2009/06/07(日) 10:15:32 ID:C6VWC7hc
「それはね…藤さんたちと同居するの」
は?なんじゃそら?
「そうすればね…お兄ちゃんと子どもを作ってもそれは弟さんとの子どもってことで戸籍登録することができるから…
それにね、あっちもあっちで子ども作ってもそれはお兄ちゃんと藤さんの子どもだって誤魔化せて幸せなんだよ」
あっちもあっちでって…まさかあっちも姉弟間で!?
というか、無理だろ…そんなことで、全てが上手くいくはずが…
「子どもだって戸籍上のお父さんと本当のお父さん、二人と一緒に暮らせるんだから不幸になったりしないと思うの…
…本当はお兄ちゃんは藤さんと、私は藤さんの弟と結婚すれば完璧なんだ。子どもを婚内子に出来るし、四人一緒に暮らしていても全くおかしくないし。
でもね…どうしても…どうしてもお兄ちゃんがたとえ上辺だけだとしても他の女と結婚するのが許せなくて…私がお兄ちゃん以外の人と結婚するのが耐えられなくて…」

「ねえ…だめ、なの?お兄ちゃん…これだけやってもまだ怖いの?社会から外れてしまうのが…」
俺は…
「この案もダメだったら…私…そ、そうだ!十年ほど待ってくれれば私国会議員になれるよ!そうすればこの国の法律や社会観念を…
…ごめん…絶対に変えられるって約束できないよ…」
妹…
「はは…ねえ、だめなの?そんなに私のこと妹としてしか見れないの!?私のこと…本当に好きなの!?
お願い、お兄ちゃん!私を女の子として見て!愛してるって言って!!」
…はは、は…そうか…
お前、そこまで思いつめていたんだ…
「今更気付いたの?お兄ちゃんいくらなんでも酷すぎだよ…」
…そうだな。
俺たちが中学生の時、身体を重ねたことがあったが…
これは妹が望んでいるから仕方なくやっているんだ、この関係は間違っているんだと必死に自分に言い聞かせてたんだ…
本当は…自分が一番望んでいたと言うのに。
あのままでは感情のまま最後まで進んでしまいそうだった。
だからお前にこんな関係は間違ってると一方的に言い関係を終わらせた。
全部…結局は俺の都合だけで行動していただけだというのに…
それでもお前はお兄ちゃんがそれを望むなら、と…ただそれだけで納得してくれた。
だからこそ、俺はお前の気持ちに気付きたくなかったんだ。
お前は本気じゃない、兄への好意を男に対する愛情だと誤解しているだけだって信じたかったんだ。
もしお前が本気だって気付いてしまったら…もう…自分の気持ちを抑えきれそうにないから…
「お兄ちゃん…」
怖かったんだ。
お前がこの気持ちを受け入れてくれたとしても…お前を、お前との子どもを社会は受け入れてくれないことが。
そのせいでお前が悲しむことが。
俺は…血が繋がっているだけで全てを諦めていたんだ…
だが、お前は諦めなかった。
俺と結ばれるためだけにここまで頑張り続けた。
…いい加減、お兄ちゃんも自分に素直になるさ。
もうお前の気持ちから逃げ続けるのはお終いだ。
…妹。いや、桃子。
愛している。女として。
一生傍にいて欲しい。


429 兄弟和姦計画―発動編 下 (5/5) ◆Hx2CWeG5HI sage New! 2009/06/07(日) 10:16:30 ID:C6VWC7hc
「お、お兄ちゃん…おに゙いぢゃぁんぅ…う、ううぅ、うわああああああああぁあぁああぁああぁぁぁ!!」
あー…今まで素直じゃなかった俺が悪かった。
すまん、このとおりだ。
だから泣くな。嬉しいんだろ。泣くこた無いだろうが。
ほれ、お兄ちゃんがはぐはぐしてやるぞ。
「だっで、だっでえええぇぇ!!!うれじぐで、うれじぐでえぇ!!も゙う、がまんでぎないよ゙お゙おおぉぉお!!!」
そういや、小さい頃はお前泣き虫だったな。
いつからだったっけ…
キモイこと言うようになってから泣かなくなったな。
キモイのって泣き虫なのを隠す演技だったんかね。
「い゙や…あれは素…」
…そうか。
やっぱりお前はお前だな。
ま、そんなお前を好きになった俺も俺だが。
とにかく、これから先長いんだ。
辛いことあるだろう。喧嘩する事だってあるだろう。
だけど…まぁぼちぼちやっていこうぜ。
今までだってずっと一緒に居たんだ。
これから先だってずっと一緒だろうさ。

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最終更新:2009年06月07日 22:17
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