331 キモウト愛ちゃんM sage New! 2009/07/10(金) 16:54:29 ID:ouDazhFE
私は剛田 愛。共学の高校に通うごく一般的な普通の女子高生。
少し変わっているところをあげるとするならばお兄ちゃんを愛してやまないところかな?
今はそんなお兄ちゃんの為に愛情たっぷりの晩御飯を作っている最中です。
「ただいまー」
そんな事をしていると玄関に素敵なお兄ちゃんの声が響きます。
自然と顔から笑顔が溢れてきます。
「おっかえりー」
脊髄反射でそう言うと包丁を置くのも忘れて玄関へ迎えに行きます。
するとお兄ちゃんの175cmを超える比較的高い体の後ろからなにかしら怪しい影が見えるのですが気のせいでしょうか?
「…御邪魔しまーす」
間違いありません隣の家に住む鳥谷 真弓です。
そんな猛虎魂を感じる名前の彼女ですが、実際は昔から私とお兄ちゃんとの大切な時間を奪っていくとんでもない泥棒猫です。
「……真弓ちゃん?ドラクエごっこは1日早いよ。もう暗いし早くお家に帰りなよ。」
「あ~それなんだけどさ」
急にお兄ちゃんの口が開かれます。真弓ちゃんの体臭で淀んだ空気がお兄ちゃんの息で中和されます。
「俺と真弓、半年前くらいから付き合ってるから。」
お兄ちゃんの口が開いて何かを話している様でしたが、よく聞こえませんでした。
「…………えっ今何て?」
「なんだよさっきの間…。だから俺と真弓は付き合ってんの。恋人!カップル!アベック!」
「アベ…?あぁ…キャッチャーの…」
お兄ちゃんは野球が好きですからきっと野球観戦にでも行ってきたんでしょう。それ以外考えられません!と言うかあり得ませんし、認めません!
「なんでそこだけ聞き取ってんだよ…まぁいいや、こうすれば解るかな?」
そういうとお兄ちゃんは後ろにいた真弓ちゃんを自分の横に立たせると腰に左手をかけ、右手の親指と人差し指で真弓ちゃんの顎を掴むと二人の顔を近付け始めました。
「ダメエェェェェェェェェェェ!」
気がつけば私は真弓ちゃんの脇腹に包丁を刺す一歩手前でお兄ちゃんの左手の人差し指と中指の間で包丁の刃を受け止められていました。
「……愛、後でお仕置きな。」
「う、うわあぁぁぁぁ!」
私は包丁を自分の手から離すとその場に崩れて泣き出してしまいました。きっと今の私の表情は3月にドラクエ9が延期した時並みにひどい顔をしているのでしょう。
横ではお兄ちゃんが泥棒猫に何かを言って家に帰しています。何を言っているのかはよく聞き取れませんがいい気はしません。
しかし、後で受けるお仕置きを考えると少しドキドキしてきます。
私は自分の部屋に連れて行かれるとお兄ちゃんにベットに投げられました。今からお仕置きが始まります。
「……お前、今日と言う今日は許さんぞ…今日はきついからな覚悟しろよ」
「…はい」
私は観念したようにお兄ちゃんにお尻を突き出すとお兄ちゃんが私のパンツをずらしました。
そして、一瞬空気を切ったかのような鋭い音がなると私のお尻に激痛が走ります。
332 キモウト愛ちゃんM sage New! 2009/07/10(金) 16:56:00 ID:ouDazhFE
パーン!
「あぁ!」
パーン!
「いっ…あぁ…」
そう、昔から私がなにかしら悪い事をするとお兄ちゃんは決まって私のお尻を叩いてお仕置きします。
いわゆるお尻ぺんぺんです。
パーン!
パーン!
「ひっいたいよぉ…お兄ちゃん許してぇ…」
「駄目だ!お前、あの時包丁を俺が止めてなかったら真弓が大けがするところだったんだぞ!」
パーン!
「あぁ…ひぃっ…ぁん…」
力の強いお兄ちゃんの張り手は強烈で涙が出るくらい痛いです。それも今日のは特別強くてたぶん本気で叩いています。
でも、全くやめてほしいとは思いません。
パーン!
「お前が!」
パーン!
「真弓を刺したら!」
パーン!
「お前は逮捕される!」
パーン!
「そんなの!」
パーン!
「俺は絶対に許さないからな!」
パーン!
「あぁんっ…」
パーン!
「反省したか?もうこんなこと絶対にするなよ」
そう言うとお兄ちゃんは部屋から出て行きました。
お兄ちゃんに叩かれて恐らく真っ赤になったお尻を一回さすると自分の秘所に手を伸ばしました。ぐちょぐちょに濡れています。
「これ、バレてないよねー?」
そう、私はお兄ちゃんにお尻を叩かれて感じていました。だからまったくお仕置きをやめてほしいと思いませんでしたし、正直もっと続けてほしいと思ったくらいでした。
「それに、お兄ちゃん私の事を思ってくれてるし…やっぱりお兄ちゃん大好きだよう…でも」
あの泥棒猫をどうにかしてお兄ちゃんから引き離さないといけません。おそらくお兄ちゃんはあの泥棒猫がはなった怪しい黒魔法かなんかにかかって心から付き合っている様な幻覚を見ているのでしょう。
まったく、明日発売するのはドラゴンクエストなのにやることはファイナルファンタジーなとんでもない奴です。
でも、大丈夫!お兄ちゃんの好みも好きな服も性癖もロクに知らないような泥棒猫からお兄ちゃんを奪い返すことなんて簡単ですから…。
「お~い!愛ぃ~!さっさと飯作れよ~!」
「うん!すぐ作るよ!ちょっと待って!」
でも今日はお兄ちゃんのご飯を作ることが先ですね。泥棒猫の後始末はまた今度です♪
終わり。
最終更新:2009年07月12日 20:31