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44 ネヴァー・ギヴ・アップ

味方はサイドを駆け上がり、グラウンダーで折り返す。
が、ボールは相手に当たり、少し浮いてしまう。
非常に難しいボールだったが、拓真はあきらめなかった。
いや、あきらめなかったというより、体が勝手に動いたのだ。
頭から飛び込む・・・。
届くか否か紙一重。
会場の全員が息を呑む。
宙を浮いている間に拓真の頭で様々なことが走馬灯のように駆け巡った。
      • 人生本当にいろんな経験をした。
その中で、フットサルはかけがいのないものだった。
フットサルなしにオレの人生はなかった。
フットサル、そして、オレとかかわったすべての人へ
ありがとう・・・
そして、拓真の懸命なダイヴはボールに微かに触れる。
その努力の代償に拓真はゴールポストに激しく衝突。
もの凄い音は会場いっぱいに響き渡った。
拓真は起き上がらない。
その頃、ボールはコロコロと転がり、ゴールの中へ・・・
主審「ピピピピピーッ!!!」
主審がホイッスルを荒げてすぐさま駆け寄る。
会場は沈黙。
拓真は依然微動だにしない。


最終更新:2008年06月22日 23:46
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