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15 思い出

松井「もう一杯お願いします!」
たかひで「お前飲みすぎだろ・・・。」
リッキー「ははははは」
打ち上げがダラダラし始めた頃、アベはひとりガラス張りの展示品を眺めていた。
KING SARUが若い頃に大会で勝ち取った賞品の傍らに、当時拓真が履いていたフットサルシューズや、KING SARUの#11のユニフォームなどがある。
どれもボロボロだ。
たけし「大事にしてんだな。」
みんなも眺めだした。
展示品の脇には優勝したときのたくさんの記念写真が並んでいる。
けんすけ「たくまこの頃は楽しそうだったのにな。」
りょーしゅん「うん、なんかね。」
これといった確信があったわけではないが、皆多少拓真の変化を感じているようだ。
まーくん「でもこの頃はマジ楽しかったな。」
えいちゃん「オレ活躍もあったしな。」
パリ「は?」
しかし拓真の変化をそれほど気にしているわけではないようだった。
アベ「てか今日の試合のビデオ見ようぜ。」
店の大型スクリーンで再生。
しばらくすると、店のドアが開いた。
ガチャカランカラン
妻「いらっしゃ、あ、おかえり!」
拓真「ただいま。」
拓真はKING SARUの存在を完全にスルー。
たけし「おいたくま。」
拓真は無愛想。
たけし「どうした?」
拓真は先日のちょっとしたいざこざを気にしているようだ。
昔から根に持ちやすい性格だった。
それをすぐに察したのはこの2人。
りょーしゅん「ごめんな。
たくまの気持ちも考えずに一方的に誘ったうちらが悪かったよ。」
昔からこいつらは謝るのが早い。
しかし、こんなやつらが真っ先にみんなの前に出て謝り出るようになるとは時は人を変えるものだ。
拓真「別に気にしてねえよ。」
ウソである。
拓真「・・・てかこれ今日の試合?
ひどかったよな笑!
ははっ。」
けんすけ「んだと。」
拓真「まぁアベのゴールはビューティフルだったけどな。」
えいちゃん「あとオレのスーパーセーブもな。」
パリ「は?」
ゲラゲラ
ちゃんと見てるのはリッキーだけだ。


最終更新:2008年06月13日 23:54
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