夕食の時間、妻にさっきの出来事を話した。
当然、反対された。
そりゃそうだ。
医者にやめろと言われているんだから。
しかし、妻自身、根本から否定しているわけではない。
チャリティのこと、試合の意味、そして、拓真の意思は誰よりも解ってくれている。
だが、誰より拓真を心配してくれているのだ。
むしろ、今回の件をオレ以上に考えてくれているんじゃないだろうか。
夜明けまでに及ぶ会議の末、結論が出た。
Xとの再戦は
「○」。
ただし、大きな条件を付けることになった。
今回の試合をもって拓真は
「引退」。
怪我のこと、年齢のこと、多くのことを含めていずれは決断せねばならないこと。
妻と2人で決めたことだからもう覆すつもりはない。
今回の対決にすべてをかけよう。
最終更新:2008年06月16日 20:13