アットウィキロゴ

37 開戦

主審の笛が鳴る。
ピー
と、同時に拓真は全速力でボールに向かい、一蹴入魂!!
ボールは凄まじい勢いでゴールへ一直線。
ガーン
しかし、シュートは無情にもクロスバーに当たる。
オーッ!!!
外れはしたが、会場にいる観客に十分すぎるほどのインパクトを与えた。
拓真自身このシュートで今日の好調さがうかがえた。
だが、Xも黙ってはいない。
弾かれたボールを素早く拾い、ワンタッチツータッチで簡単につないでいく。
さすがはプロレベル。
あっという間にゴール前へ。
常に数的優位な形を作り、ついにはゴレイロまでかわされ、無人のゴールに流し込む。
      • が、そんなピンチをも冷静に読んでいる漢が1人いた。
ラインを越えようとしたボールをぎりぎりのところでかき出す。
本人も読みがあまりに冴えわたるので驚いていた。
最後の試合にして、人生最高に絶好調なのもしれない。
その後もXは幾度となく果敢に攻め続けKING TAKUゴールを脅かすが、全員守備でことごとく弾き返す。
拓真以外のメンバーもこの2ヶ月間無駄に過ごしてきたわけではない。
Xのシュートをゴレイロがしっかりとキャッチ。
カウンター。
前線で張る拓真に向かい、ロングスロー。
この展開に、誰もがあの時の悪夢を思い出した。
だが、今回の拓真は違った。
高々と上がったボールを拓真とゴレイロが競り合う。
拓真より体格の勝るゴレイロだったが、拓真のフィジカルにかなわず、ボールに触れられない。
拓真はヘディングでフリーの味方に落とし、落ち着いてシュート。
決まった!!
      • ウワアアアァァ!!!
なんと先制点はKING TAKU。


最終更新:2008年06月20日 01:31
|新しいページ |検索 |ページ一覧 |RSS |@ウィキご利用ガイド |管理者にお問合せ
|ログイン|