254 名前:【SS】お米の日のお話[sage] 投稿日:2011/08/18(木) 11:41:59.98 ID:PCv4/S5X0 [1/14]
佳乃「今日のお昼は桐乃が作ったのよ」
京介「げっ。
   桐乃が?」
桐乃「『げっ』てなによ。
   イヤなら食べなくてもいいんだけど」
京介(今日一日腹痛で動けなくなるかも知れんが・・・桐乃を悲しませるよりはマシか)
京介「いや、貰うよ」
桐乃「本当は妹の手料理が食べれて嬉しいんでしょ?」
京介「・・・ああ、妹の愛情料理が食えるなんて、俺は三国一の幸せモノだぜ!」
桐乃「・・・キモ」
京介「自分からふっといてそれは酷くね!?」
桐乃「だ、だってキモいんだから仕方ないじゃん。
   妹の愛情料理って・・・そんなにあたしの愛情が欲しいの?」
京介「そ、それは・・・」
佳乃「はいはい。イチャつくのは食べ終わってからにしましょうね」
桐乃「別にイチャついてなんていないから!
   ・・・はい、これ」
京介「おにぎりか」
桐乃「うん。今日は八月十八日、八十八でお米の日だからね。
   ・・・先手をうっておかないと『今日はハイパー兵器の日だぜ!』って言って襲ってきかねないし」ボソ
京介「・・・俺がそんなこと言うはずないだろ?」
京介(そもそも、なんで桐乃が『ハイパー兵器』のこと知ってるんだ?
   麻奈実にしか言ってねえのに)
京介「まあいいか。
   いただきます」パク
京介「こ、これは!」
桐乃「ど、どう?」ドキドキ
京介「そうだな。
   ・・・たこ焼きをおにぎりの具にするヤツは世界でおまえだけだろうよ」
桐乃「あたしのセンスすごいでしょ。
   味はどう?」
京介「(覚悟してたのと比べれば)すごく美味い。
   (手加減してくれたところに)おまえの愛を感じるぜ」モグモグ
桐乃「え・・・・・・」カァァァ
京介「じゃあ次はこれを・・・」
桐乃「あ。
   口にご版つぶついてるよ」ヒョイ パク
京介「ちょっ!おまえ!」カァァ
桐乃「べ、別に兄妹だしこんなこと普通でしょ?
   ・・・それとも、あんたシスコンだから口で取って欲しかったの?」
京介「んなわけねーだろうが!」
桐乃「そうだよね。
   ・・・今はお母さんがいるもんね。
   本音が言えないよね」
京介「そうじゃねえから!
   ・・・おまえ、俺をからかって楽しいか?」
桐乃「うん。楽しいよ。
   今度はあ~んしてあげようか?
   それとも口移しがいい?
   あんたが土下座して頼み込むなら考えてあげなくもないけど」ニヤニヤ
京介「てめぇ・・・
   どうやら俺の本気の土下座を見たいようだな」ユラリ
佳乃「はいはい。イチャつくのは食べ終わってからにしましょうね
   ところで、お母さんが作ったこのおにぎりはどう思う?」
京桐「「さすがにおにぎりにカレーをかけるのはないと思う」」



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最終更新:2011年08月19日 00:17