687 名前:【SS】音か匂いか繋がりか[sage] 投稿日:2011/08/20(土) 17:29:39.58 ID:VS5GHR+/0 [2/6]
桐乃「今日は蚊の日」
京介「桐乃の言いたい事はわかってるぜ。
・・・蚊の日だからといって、
この憎き蚊の野郎をぶちのめすのを止める理由にはならないって言いたいんだろう?」
桐乃「そういうこと。
むしろ、日ごろの恨みを込めて全力で片付けるべきよね」
京介(蚊の野郎、桐乃の血を吸いやがって・・・
桐乃にちゅーちゅーするなんて羨ま―けしからんヤツだぜ)
桐乃(京介の血なんて不味そうなのに何で吸うんだろ。
つぶした後に確かめてみなくちゃ)
京介「いたか?」キョロキョロ
桐乃「う~ん」キョロキョロ
桐乃「!」ピキーン
桐乃「ハッ!そこね!」
パシン!
桐乃「つぶした!」
桐乃「・・・・・・」クンクン
桐乃「・・・・・・」ペロ
桐乃「・・・兄貴を吸ったやつみたいだね」
京介「そうか。
でも、なんであんな所にいたのにわかったんだ?」
桐乃「え、えーと」
京介「まあいいか。後一匹は・・・
!」ピキーン
京介「ハッ!そこか!」
パシン!
京介「やったぞ!
こっちが桐乃を吸ったやつか?」
桐乃「これで全滅したかな?
でも、あんたこそどうしてあんなところにいた蚊に気がついたの?」
京介「そ、それはだな・・・」
京介(『桐乃の匂いかなにかを感じた気がした』なんて、口が裂けても言えねえ)
京介「おまえこそさっきはどうしてわかったんだよ」
桐乃「~~!
そんなのどうでもいいでしょ!」
桐乃(『なんとなくあんたの気配を感じた』なんて言える筈ないでしょ!)
桐乃「向こうに行こ。
刺されたところにキンカン塗ってあげるからさ」
京介「そうだな。
おまえが刺されたのって肩甲骨の辺りととうなじだっけ?
塗りにくいだろうから俺が塗ってやるよ」
桐乃「お願いね」
京介「痕になったら困るからな。
・・・ヘンなところ触ったりしねえから安心しろよ」
京介(ちょっとくらいは触りたいんだがな)
桐乃「わかってるって。
それくらいは信用してるからさ」
桐乃(ちょっとくらいなら触ってもいいんだけどね)
蚊「うへぇ」ボソ
京桐「「まだいる!」」
蚊(しまった!)
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最終更新:2011年08月22日 12:01