296 名前:【SS】おてだま 1/2[sage] 投稿日:2011/09/20(火) 13:29:26.99 ID:nwXz450q0 [5/20]
京介「どうしたんだ、桐乃。そんなそわそわして」
桐乃「ちょっとねー」
ピンポーン
宅配でーす!
桐乃「キタァァァ!」タタタ
京介「なんなんだ?」
桐乃「~~~♪」トトト
京介「その荷物を待ってたのか?」
桐乃「うん!」ガサゴソ
桐乃「ほら、これ!」
京介「これは・・・メルル柄のお手玉か?」
桐乃「そう。すごいでしょ」
京介「今時キャラもののお手玉なんか売ってたのか・・・・・・」
桐乃「今日はお手玉の日なんだって。
それで黒猫がたまちゃんにメルル柄のお手玉を作ってあげたって聞いたから、あたしも頼んだの。
・・・・・・あれ?あたしは8つ頼んだのに、4つしか入ってない」
京介「手紙が入ってるぞ。どれどれ・・・・・・
『とりあえず4つ送るわ。その4つを全部受けられるようになったら連絡を頂戴。
動画で確認後残りを送るわ。
P.S.私は初めてで5つまで操ることができたけれど、あなたはどうかしら?』
だとよ」
桐乃「ふん!それくらい簡単だっつーの。
今日中に完璧にするから、動画撮る時には手伝ってね」
京介「へいへい」
桐乃「それじゃあ、まずは3つで試してみるね」
ぽんぽんぽん ぽすぽすぽす
京介「・・・・・・見事に全部落としたな」
桐乃「ちょっと手元が狂っちゃったの!
もう一回行くよ」
ぽんぽんぽん ぽすぽすぽす
京介「見事な再現乙」
桐乃「キィー!!」
京介「まずは2つから試したらどうだ?」
桐乃「はぁ?そんなの簡単すぎるでしょ。
・・・・・・でも、ちゃんと手の動きを確認するにはいいかもね」
ぽんぽん ぽいぽい ぽいぽい ぽすぽす
297 名前:【SS】おてだま 2/2[sage] 投稿日:2011/09/20(火) 13:29:50.77 ID:nwXz450q0 [6/20]
桐乃「orz」
京介「まあ、あれだ。よくやったな、桐乃。少しだけ続いたぞ」
桐乃「慰められると泣きたくなる。
そんな笑いをこらえたような顔で見てるけどさ、あんたはできるの?」
京介「俺か?できるぞ」
桐乃「ふ~ん。なら、やってみてよ」
京介「おうよ」
ぽんぽんぽんぽん ぽい ぽい ぽい ぽい ぽい ぽい ぽい ぽい ぽい ・・・・・・
京介「どうよ。たぶん、今でも5つまでならできるぜ」ポイポイポイ
桐乃「え?あんた、何でできるの?」
京介「昔に麻奈実とやってたからな」ポイポイポイ
桐乃「・・・・・・ふ~ん。
あんた、昔から地味子と仲良かったもんね」
京介「地味子って言うな。
それに、麻奈実と会う前から4つはできてたぜ」ポイポイポイ
京介(そういえば、昔もこんなことがあった気がするな・・・・・・)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
桐乃「ねえ、おてだまみせて!」
京介「えー。これから外にあそびに行くんだけど」
桐乃「おにいちゃんがあそびにいったら、きりの、あそべないもん」
京介「お手玉があるだろ?」
桐乃「きりの、おてだまへただもん。
だから、おてほんにするから、おにいちゃんのおてだまみせて?」
京介「しかたねーな。ほらよ」
ぽんぽんぽんぽん ぽい ぽい ぽい ぽい ぽい ぽい ぽい ぽい ぽい ・・・・・・
桐乃「うわぁ~」
京介「もういいだろ?」
桐乃「よくわからなかったから、もうちょっとみせて?」
京介「わかったよ。
よっと・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
京介(今思えば、あれは俺に甘えてたのか?
俺と少しでも長くいたいって)
京介「・・・・・・・・・・・・」
桐乃「ねえ、もう終わり?」
京介「・・・・・・もういいだろ?」
桐乃「よくわからなかったから、もうちょっと見せて」
京介「へいへい、わかったよ。
まったく、おまえは昔と変わらず不器用だよな」
306 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/20(火) 14:26:55.07 ID:J7dT6CU20 [7/7]
>>305
京介を(お)手玉にとって堕とす(落とす)……か
そんな悪女きりりんもまた良し
317 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/20(火) 15:08:52.10 ID:nwXz450q0 [7/20]
>>310
悪女イメージは沸かなかった。
桐乃「ねえ、なんで追加で来たお手玉にあいつがプリントされてるの?」
黒猫「ふふふ。
愛しの兄さんがプリントされていたら、お手玉を落とすわけにはいかないでしょう?」
桐乃「兄貴・・・お手玉・・・おとす・・・」
桐乃(京介を手玉にとって堕とす!?)
桐乃「ななな、なに言ってんのこのエロ猫!」
黒猫「エロ!?」
桐乃「京介は手玉を取るのうまいから、あたしの方が先に堕とされちゃってるし!
で、でも確かに京介を手玉にとって堕とすのも惹かれるというか・・・・・・」
黒猫「・・・・・・あなたのことは大分わかってきたつもりだけれど、未だに何を考えているのかさっぱり理解できないことがあるわ。
そうそう、京介にもあなたをプリントしたお手玉を送っておいたわ」
桐乃「現在進行形であたし手玉に取られてる!?」
京介「おーい、桐乃!
おまえを落とさないように頑張ったら、10個まで取れるようになったぞ!」
桐乃「ハァ!?ちゃんと堕とさないと駄目でしょ!」
327 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/20(火) 15:31:40.85 ID:yOovyh110 [17/22]
>>317
続きを妄想
「そんなこと言うなら、やってみせないよ」
「おう、任せておけ」
ぽんぽんぽんぽん ぽい ぽい ぽい ぽい ぽい ぽい ぽい ぽい ぽい ・・・・・・
「どうよ」
「・・・ほんとにやってるし」
「おっ、落ちる」
御手玉が落ちないように抱きしめる京介
「危なかった」
(京介があたしを抱きしめてる・・・・・はぅ~)
「桐乃、顔が赤いけどどうした」
「・・・うっさい、このシスコン」
「なんだ?こいつ」
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最終更新:2011年09月21日 07:05