904 名前:【SS】見えないガラス[sage] 投稿日:2011/11/01(火) 13:19:28.31 ID:7BkeDhva0 [1/7]
あやせ「お邪魔しまーす。
     桐乃の部屋に来るのも久しぶりだね。
     って、ねえ桐乃!どうしてお兄さんの部屋と繋がってるの!?」
桐乃「別に兄貴の部屋と繋がってないよ」
あやせ「でも、お兄さんの部屋との仕切りがなくなってるじゃない。
     向こうにお兄さんが見えるし……」
桐乃「そう見えるだけ。
   知らない?新開発の『見えないガラス』。
   アレを使ってるんだ」
あやせ「『見えないガラス』?
     反射率を抑えて極限まで見えなくしたっていう……
     本当に何も見えないね」テクテク
桐乃「あやせストップ!
   このガラス薄いから触らないで。
   壊れると危ないから」
あやせ「ご、ごめん!
     ……ねえ桐乃、どうして部屋の仕切りをガラスに変えたの?」
桐乃「深い意味はないけど……便利だからいいじゃん」
京介「おーい、桐乃。ちょっと話があるんだが」
あやせ「え?今声が通らなかった?」
桐乃「姿が見えてても声が聞こえなくちゃ不便でしょ?
   音が聞こえるように穴が開いてるの」
あやせ「でもそれだと色々聞こえちゃって不便じゃない?」
桐乃「前から壁が薄くてほとんど丸聞こえだったからあんまり変わらないよ。
   今行くねー」テクテクテク スッ
あやせ「え?桐乃がガラスを通り抜けた?」
京介「今度旅行に行く宿なんだが……」
桐乃「こっちの方が良くない?家族風呂があるし……」
京介「ならこっちで決定だな。予約しておくぜ」
桐乃「お願いね」テクテクテク スッ
桐乃「お待たせー」
あやせ「ねえ、今桐乃壁を―」
桐乃「慣れてないあやせには見えないと思うけど、あそこにドアがあるんだ。
   声が聞こえてもすぐに会いにいけなきゃ不便でしょ?」
あやせ「…………」
京介「おーい、桐乃。そういえばアレ忘れてるぞ」
桐乃「そうだったね」テクテクテク

チュッ♪

京介「それじゃあ、また後でな」
桐乃「うん!」テクテクテク
あやせ「…………今のは?」
桐乃「ただいまのチュウだよ。鏡越しの。
   鏡越しだから問題ないよね?」
あやせ「……ねえ桐乃、もしかして鏡なんて無―」
桐乃「それじゃあ今から二人で『しすしす』をプレイしようか!
   あやせが気にしてたオリジナルの方!」
あやせ「うん!そうだね!」
あやせ(なにかはぐらかされた気がするけど……
     でも桐乃と一緒にエッチなゲームができるし問題ないかな?
     ……一応後で加奈子を埋めて監視させないと。
     それと―)
あやせ「お兄さん!
     わたしたちがゲームをしてる時にこっちを見たらブチ○しますからね!」




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最終更新:2011年11月03日 07:59