253 名前:【SS】愛妻弁当の秘訣?1/2[sage] 投稿日:2011/11/16(水) 00:28:56.46 ID:AeOTdAtC0 [1/7]
最近愛妻弁当とかきりりんが料理下手とかって話題があったので
あと今日の七五三の両親のバカップルぶりを読んで思いついた
細かいことは気ニシナイ気ニシナイ



~夕食時~
「大介さん、あ~ん」
「お、おぃ……桐乃が見てるんだぞ……」
「あら良いじゃないですかたまには。ふふ」
「う、うむ」パク
「おいしいですか?」
「……ぁぁ」ボソリ

「…………」
「ったく……、見せ付けてんじゃねーよお袋も親父も。……ん?」
「……どうした桐乃?」
「…………別に?」

※※※

「お母さんとお父さんってホント仲良いよね~」
「あら、そうかしら?」
「うん。新婚夫婦みたいってゆうかあ……超ラブラブだよねー」
「もう桐乃ったら! うふふ」
「ホントだってばー!」
「さっきだってさー。あーんって、見てるこっちのほうが恥ずかしかったし!」
「あの人ったら本当に可愛いから。たまにああやってね……ふふ」
「昔からああなの?」
「そうねえ。初めてあの人にお弁当作ってあげたときとか……っぷ、ふふふ」
「顔真っ赤でねえ? 『あああ、あり、ありがとう佳乃さん……』ってそれはもう喜んでたわねえ」
「……お弁当、か」ボソ
「なあに? ……あらあらぁ? 桐乃もそういう年頃~?」
「も、もう、そんなんじゃないし」
「可愛い子がお弁当作ってくれるなんて結構ポイント高いわよ~?」
「だから違、……それに、あたし料理、あまり得意じゃ、ないし……」
「……桐乃ったら。ほら、一緒にお母さんが教えてあげるから」
「男の子はね? 大好物を作ってもらえると喜ぶのよ? ちょっと失敗したって平気よ」
「う、うー……。でもぉ……」
「……あの子はねぇ~?、トンカツ大好きだからきっと喜ぶわよぉ?」
「んなっ!? ……な、な、な??!」
「な、何言ってるのお母さん!!? そんなわけ……! そんなわけないじゃん!」
「はいはい。でもあんたいつもあの子に助けられてるんでしょう? お返ししたいって思ってるんじゃない?」
「……ぁぅ」
「どうする? ちょうど冷蔵庫に材料入ってるけど?」
「……」
「それにね? あたしも明日のお弁当手伝ってくれると助かるんだけどな~?」
「……ぅん、じゃあ、その……作り方、教えて、……欲しいん……だケド……」
「はい♪」

254 名前:【SS】愛妻弁当の秘訣?2/2[sage] 投稿日:2011/11/16(水) 00:29:47.12 ID:AeOTdAtC0 [2/7]
※※※

「そろそろ時間か。ごちそうさん」
「……ごちそうさま」
「いってらっしゃい二人とも」
「ああ。いってきます」
「…………ね、ねえ!」
「ん? どうした桐乃?」
「………………」
「?」
「ほら! 桐乃!」
「ぅ……ぁ、あの、コレ……」
「え? こ、これ俺に??」
「ちょっとたまたまお母さんのお手伝いしてあげただけだし! キモいこと考えないでよね!?」
「いっ、言っとくけど! 完食しないとブッ殺すから!」
「あああ、あり、ありがとう桐乃……」
「ふんっっだ! 行って来ます!!」
「お、お袋?? これはい、一体?」
「っぷ、なあ~に驚いてんのアンタ? ホラ早く京介も行かないと! 桐乃もう行っちゃったわよ! 追っかける!」
「あ、ああ……行ってきます」
「いってらっしゃ~い」




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最終更新:2011年11月18日 07:01