453 名前:【SS】その唇に潤いを……[sage] 投稿日:2011/11/17(木) 14:54:08.49 ID:cS+5TbN40 [2/6]
京介「なあ、桐乃。
   リップクリーム持ってないか?
   唇が切れて痛いんだが」ガチャ
桐乃「ちっ。
   はい、これ。
   保湿成分の入った薬用のやつ」ポイ
京介「ありがとうな」ヌリヌリ
京介「ん~、結構マシになったな。
   しばらくはカサついたままだと思うから、また今度貸してくれよな」スッ
桐乃「ん」
京介「じゃあな」バタン
桐乃「……あたしの唇も、ちょっとカサついてるかな?」ドキドキ

ぬりぬり

桐乃「こ、これで大分潤ったよね!」カァァァ

・・・数日後・・・

京介「桐乃~、リップクリーム貸してくれ」ガチャ
桐乃「また?
   ……まさかあんた、あたしと間接キスしたくて借りてるんじゃないでしょうね」
京介「ち、ちげーよ!
   最近乾燥してるから唇が荒れるんだよ。
   おまえのリップクリーム使ったら、しばらくはマシなんだけどな」
桐乃「はぁ……
   それじゃあ、もっと潤わせてあげる。
   …………」ヌリヌリ
京介「桐乃、なんで自分でリップクリームをっ!?」

ちゅっ

桐乃「……こ、これでリップクリームが不要なくらい潤ったでしょ?」カァァァァァァ
京介「……やっぱり、リップクリーム貸してくれ」
桐乃「え?」
京介「その……俺の唇で桐乃の唇を傷つけちまうだろ?」
桐乃「!!!
   ……ばか。
   もしあたしの唇が傷ついたら、京介があたしの唇、潤してね?」




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最終更新:2011年11月18日 07:02