626 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/24(木) 22:29:26.88 ID:rGm+XGEQ0 [1/3]
流れ読まずに投下
SS:観賞会
大介「それでは、いってくる」 ウキウキ
佳乃「それじゃあ行ってくるから。お留守番宜しく~♪」
桐乃・京介「いってらっしゃーい」
とある日曜日、お袋と親父は日帰り旅行に出かけて行った
昨日の夕飯時お袋が温泉に行きたいとねだったところ親父が一晩でやってくれたようだ
行動早すぎだろ! あんたどんだけお袋好きなんだよ! 分りにくいけどウキウキしてんのバレバレだからな!
突っ込まずにはいられない。もちろん口には出さないが……
そして、こういう日は桐乃も浮かれている。そして、俺は浮かない日でもある
京介「さーて、まだ眠いしもうひと眠りするかなーっと」
ガシッ!
京介「ぐぇぁ!」
桐乃「何言ってんのアンタ! 日曜なのに他にすること無いワケ!」
京介「ゲホッゲホッ! 急に襟引っ張んなよ! ……ったく何も無いから二度寝すんだろ」
桐乃「フフン 何も無いのね。それじゃあ今からアタシと第6次メルル観賞会だから」
…………はめられた!!
629 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/24(木) 22:30:23.70 ID:rGm+XGEQ0 [2/3]
そして、あれこれ準備を済ませて観賞会をしているわけだが
桐乃「きゃっほーい! メルルちゃんまじメルル!」
理解不能なこと言ってるのはまだいい
桐乃「ねぇ今の見たー! やっぱパンツは純白国産綿パンツだよね!」
狂ったセクハラをしてるのもまだいい
桐乃「……アンタさっきから黙ってばっかじゃん。なに? 何か文句あるなら言いなさいよ」
京介「その、何と言いますか……」
桐乃「何よじれったいわね。言いたいこと少しも言えないの? まぁヘタレなら仕方ないよね」
京介「あ゛ーもう!! 何で広いソファーでわざわざピッタリくっつくんだよ!
お前が飛んだり跳ねたりするたびにいい匂いとかするし腿とかこすれたりで意識するんだよ!」
桐乃「キモッ! 変態! 妹の匂い意識するとか告白してどうするつもりなの!」
京介「どーっもしねーっよ! お前こそ俺の匂いでも嗅いでんじゃないだろうなぁ!」
桐乃「ひぇあ! そそそんなわけけけ! あうあうあうあう」
京介「え? 桐乃さん?」
桐乃「うっさい! アンタなんかどうせあたしのパンツもみてんでしょ!」
京介「うぇい! 何でばれてんの!?」
桐乃「ああああんた、なななになにを!1」
京介「だ、だって新しいスカートだし! いい感じにひらひらしてるし! 香水もいつもと違うし!」
桐乃「き、きづいて!? ……あぁもう! 出てけ! 部屋でおとなしくしてろ!」ゲシッ
京介「お前が誘ったくせに! イデッ! わーった出て行くからイデデデデ!」
ったくパンツ見るくらいいいじゃねえか……いや、よくないな……
とまあ、こんな感じで散々な日になるんだよ
632 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/24(木) 22:32:33.53 ID:rGm+XGEQ0 [3/3]
あ、そうそうこれには少し続きがあるんだった。あれから、30分くらいたって桐乃の部屋に呼び出されてさ
京介「さっきは済みませんでした! どうか許して下さい!」
桐乃「もうそれはいい。チャラにしてあげる」
京介「まじかっ!」
桐乃「ただし、二つ条件がある」
京介「ほほうっ!」
桐乃「なんでテンション高いのよ……。まあいいわ
ひとつ、お詫びに今からアキバに行くコト。ふたつ……うー」
京介「どうした? 考えてなかったのか?」
桐乃「そうじゃなくって ……新しい服とか……気付いてるなら、その……何か言うことあるでしょ」
京介「……へっ。ったくそんなことならいつでも言ってやんのに」
桐乃「う、うっさい! さっさと言え!」
京介「あーそのーなんだ ……似合ってるぞ」
桐乃「よしっ! それじゃあ、早くアキバ行く準備するわよ!」バシバシ
京介「わーったから叩くな! イダダダダ!」
まったく素直に表現できないのかねえうちの妹は
まあ、こんな笑顔が観れるなら、こういう休日も悪くねえよなあ
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最終更新:2011年11月26日 12:11