196 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/28(月) 14:15:13.38 ID:/tWejDPV0 [2/3]
>>194
桐乃「ねぇあやせ、これ見て」
あやせ「これって……お兄さんの部屋の動画?」
桐乃「うん。
あいつの部屋にあたしのフィギュアを置いておいたらなにするのかなって思って、
あいつの部屋にあたしのフィギュアを置きつつカメラをセットしておいたの」
あやせ「へ、へえ~」
桐乃「まあ結果は見ての通りおかずにもしないし、スカートを覗きもしないでじっと見つめたり手に取ったりするだけなんだけど」
あやせ「…………」
桐乃「ここ!
あいつがあたしを手にとってパンツが見えるかどうかのローアングルから、あたしを愛でようとしたこのシーン!」ピッ
あやせ「このシーンがなに?
決定的なシーンだからお兄さんを埋めればいいの?」
桐乃「別にあたしはあいつにパンツを見られるくらい問題ないから。
……そもそもあいつがあたしのパンツに興味があるのか気になって撮影してたんだし」ボソッ
桐乃「問題なのはそうじゃなくて、こっちのベッドの下なんだけど……
ここの暗がりをよく見てて」ピッ
ズズ……ズズズズ…………
桐乃「わかった?
あいつがあたしのスカートの下を覗こうとした一瞬、変な顔が見えたでしょ?
京介が振り向いたら消えちゃったけど」
あやせ「えっと……見間違いじゃない?」
桐乃「そんなはずないって!
どう見ても虹彩をなくした瞳の女の子がナイフと手錠を持ってベッドの下にいるじゃん!」
あやせ「そ、そうかな?」
桐乃「どうしよう……
あいつの部屋呪われてるのかな?
まだあいつには伝えてないんだけど、やっぱり言った方がいいよね?」
あやせ「そ、そうだね。
でも、そんなに気にしなくて良いと思うよ。
その桐乃の言う黒髪の綺麗な女の子はお兄さんが桐乃のフィギュアにいやらしいことをしようとしたら出てきたでしょ?
だから、お兄さんが桐乃のフィギュアにえっちなことをしようとしなければ平気だと思う」
桐乃「そうかな……?
わかった。一応そう伝えておくね」
・・・翌日・・・
あやせ(昨日は桐乃に呼び出された後、お兄さんが部屋に帰ってこなかったな……
……平気だよね?)
桐乃「おはよう、あやせ!」
あやせ「おはよう、桐乃。
今日はすごい機嫌がいいね」
桐乃「そう?いつもと同じだけど。
ところでさ、聞いてよ。
昨日あのことを京介に言ったらさ、あいつ怖くなったから部屋に戻りたくないとか言い出したの。
なんでも前々から変な視線を感じることがあったんだって。
それであたしとしても放っておくわけにいかないじゃん?
だからさ、昨日の夜は京介をあたしの部屋に泊めてあげて、一緒に寝てあげたわけ。
そしたらあいつ寝ながらあたしのこと―
あれ?あやせどうしたの?」
あやせ「ちょっと用事ができたの」
桐乃「用事?」
あやせ「うん。
ある人に物理的に呪いをかけるだけの簡単なお仕事だから、桐乃は気にせずに先に学校行っててね!」
-------------
最終更新:2011年11月29日 18:32