449 名前:【SS】抱き枕たちの日常[sage] 投稿日:2011/12/07(水) 12:21:25.16 ID:aw89ol5R0 [2/5]
抱き枕「最近ほとんど使ってもらってない」
ベッド「二人が仲良くなったのは嬉しいけど、使ってもらえないのは寂しいですよね」
抱き枕「ベッドはいいだろ?
     大体二日に一回くらいは使ってもらえてるんだから。
     俺なんて京介と一緒に寝てたら部屋に入ってきた桐乃さんにポイッと投げ捨てられたんだぞ」
ベッド「わたしだって大変なんですよ。
     今まで一人分の体重を支えるだけだったのに、近頃は二人分になっちゃって……」
ふとん「あたしも大変。
     シングル用なのに、二人とも包まないといけないからさ。
     二人が抱き合ってくれてるからまだマシだけどね」
枕「僕は桐乃さんの部屋に連れて行ってもらってるからあんまり変わらないけどねー」
抱き枕「うらやましい……」
枕「でも、桐乃さんの枕は最近お役御免になりかけてるみたいだよ。
  京介さんが腕枕し始めたからさ。
  この間も愚痴ってた」
ベッド「ご愁傷様ですね……」
シーツ「ところでさー、二人とも一緒に寝てるのお袋さんに隠してるみたいだけどさー、
     ベッドの状態が前日と変わってなかったら使われてないの一目でわかんね?」
抱き枕「あー、あの二人だから気づいてないんだろうな」

がちゃ

あやせ「こんにちはー」
シーツ「あやせさん、チーッス」
ベッド「こんにちは」
あやせ「まだ桐乃とお兄さんは帰ってないみたいですね。
     なら、今のうちに隠れちゃいましょう。
     今日はどっちだと思います?」
ふとん「京介が『桐乃と一緒なら勉強が捗るんだけどな(チラッ』って言ってたから、こっちじゃない?」
ベッド「あやせさんも大変ですよね。
     間違えると一人寂しく過ごす事になるから……」
あやせ「監視カメラを仕掛けて外で待機してた方がいいんですかね?
     でも桐乃とお兄さんの会話は生で聞きたいし、何かあったときに少しの遅れが致命傷になるかもしれませんし……
     ……それにしても、二人とも遅いですね?」
シーツ「親父さんもお袋さんも留守だし、もしかして二人でどこかに泊まってたりしてなw」

一同「…………まさか、な(ね)」


桐乃「たまには大きいベッドもいいね」
京介「ああ。二人で寝るにはこれくらいの大きさがないとな」




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最終更新:2011年12月08日 23:47