171 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/01/19(木) 16:40:56.28 ID:rEuugPFQ0 [2/4]
>>137

桐乃「今日は熟カレーの日なんだって。
   というわけで、今夜はあたし特製の一晩寝かしたカレーだよ。
   一晩寝かしたカレーって美味しいよね!」
京介「そ、そうか。
   今日はすm―熟カレーか……」
桐乃「いま、炭って言わなかった!?」
京介「言ってねえよ。
   すm―スメルズライクベリーカーボンって言おうとしただけだ」
桐乃「ふ~ん。
   って、言ってるじゃん!
   言っとくけど、炭じゃないから!
   確かに煮込む時に底が大分焦げ付いちゃったけど、全部は炭じゃないから!」
京介「……不安になるセリフを聞いたな」
大介「おい、京介。
   せっかく桐乃が作ってくれたんだ。
   文句を言わずに食べろ」ガクガクブルブル
京介(親父のヤツ、あんなに震えて……
   よし、親父が覚悟を決めたんだ、俺も男を見せないとな!)
京介「わかった。
   桐乃、おまえを信じるからよそってくれ。
   ……まずはじっくり味わって食べたいから小盛りで」

京介「これが桐乃の熟カレーか……
   熟されてるだけあって真っ黒だな。
   それじゃあ―」
大佳京桐「「「「いただきます!」」」」

ぱく

京介「ん?
   これは―」
桐乃「どう!?」
京介「美味いな!
   結構苦味があるけど、味自体はお袋のカレーとそっくりだぜ!」パクパク
桐乃「ほんと!?」
大介「ああ。
   さすが母さんの子供だ。
   うまいカレーを作る」パクパク
京介「桐乃、おかわりだ!」スッ
桐乃「えへへ~♪
   それじゃあ今度は大盛りで入れてあげるね!」
京介「すべて俺が食い尽くしてやるぜ!」

佳乃(ふぅ、昨日の夜に冷蔵庫に入ったカレーに気づいてよかったわ。
   食べれる分だけ取り出してあたしが作り直したカレーと混ぜたけど、まだちょっと焦げ臭いわね。
   一体どうやったらあんな炭カレーになるのかしら。
   桐乃には今度ちゃんと料理を教えないと……)

京介「ふう、ご馳走様でした」
桐乃「結構作ったのに、あんたとお父さんでほとんど食べちゃったね」
京介「美味かったからな。
   また今度の熟カレーの日に作ってくれよな」
桐乃「うん!
   毎月19日は熟カレーの日だから楽しみにしててよね!」




-------------

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2012年01月22日 08:03