574 名前:【SS】『責任の一端』[sage] 投稿日:2012/03/01(木) 23:49:50.26 ID:NSGCGJsF0 [4/4]
>>562 と『責任の一端』から、妙な電波(あるいはぱんつの匂い)を受信・・・


京介がこの家から出て行くことになってしまった。
受験勉強ってのもあるけど、あたしと京介の仲が良すぎるのも原因だって。
でも、そんなの絶対おかしいって。

だって、あたしと京介は、他の普通の兄妹と同じように、
二人で買い物に行ったり、プリクラをとってみたり、ゲームをしてみたり。
ただ、それだけのコトしかしてないってのに!
まだキスだってしてないし、手だってちょっとつないだだけだし、
えっちなんてまだ全然先の話しだし・・・

どこが仲が良すぎるんだろ?

「なあ、桐乃?あと、何持っていけばいい?」

それに、こいつったら、生活能力まったくないし!シスコンだし!
一人でなんて、絶対生活できないって・・・

「とりあえず、あたしのぱんつ。今あるの、全部あげるから」
「そうだな。これがないとはじまんねーよな」

そもそも、なんであたしのぱんつを、お母さんが京介から取り上げるのか全然意味わかんないし。
あたしの兄ぱんコレクションだって、ほとんど洗っちゃうし・・・

「よし、これで全部かな?」
「ん・・・おっけー。まあ、あんたにしては頑張った方じゃない?」

どうせ、京介の事だから料理も洗濯も出来ないし、こんなところだよね。
それと、後は・・・

「ところで」
「ん?何?」
「おまえ、俺のぱんつは要らないのか?」
「んー・・・今は、いいかな?」
「そ、そうかよ」

落胆の表情を見せる京介を見るのはちょっと悲しい。
でも、あたしと京介はそんなに仲なんて良くないし、
ちょっと熟成されるくらい待ってから京介の家に行くのが普通だよね。

そして、一緒のお布団でくんかしあうくらいだったら、たぶん、普通の兄妹だよね。

あたしにも責任の一端があるみたいだから、
それくらい許してあげても大丈夫だよね?

End.




-------------

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2012年03月04日 06:35