544 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/03/14(水) 00:30:45.11 ID:uX4z8Afo0
SS『謎の白い液体』



きょ、今日は、あやせさまにお願いされて、ま、マネージャーさんの・・・
その・・・監視・・・に来ました・・・

あやせさまのおっしゃる通り、秘密の通路を抜けていくと、
男の人(たぶんマネージャーさん)の部屋のベッドの下にたどり着きました。

マネージャーさんの普段の様子が見られるからって、わたし、引き受けちゃったんです・・・
かなかなちゃんとマネージャーさんを見ていると、きっといい人なんだろうなって。
そんなマネージャーさんのこと、ちょっと気になるかなって・・・


でも・・・ま、マネージャーさん・・・へ、変態ですっ!・・・


わ、わたしだって、男の人が、え、エッチな本を持ってるって知ってます・・・
で、でも、こ、こんな小さな女の子で、そ、それに、どの本にも『妹』って・・・
マネージャーさん、確か妹が居るって言ってましたし・・・

もしかして、マネージャーさん・・・あやせさまがおっしゃる通り本当にセクハラ魔人なんでしょうか・・・
よく考えると、わたしのかなかなちゃんにも、いやらしい目を向けていた気がします・・・

もし、そんなマネージャーさんに見つかっちゃったら・・・
もし、隠れてるのがバレちゃったら・・・



そんな恐怖に怯えるわたしの耳に、隣の部屋から会話が聞こえてきました。



「ねぇ・・・兄貴のって、なんでこんなにおいしいんだろ?」
「そ、そうか?そんなら良かったけどよ・・・ホントにおいしいのか?」
「うん。ちょっと苦味もあるけど、すっごい甘い香りで、あたまがとろけそう・・・
 ホント、なんでこんなにおいしいのかな?」
「まぁ・・・愛情入りだからじゃね?」
「うわ、きっも・・・自分で言う?」

この声・・・マネージャーさんと・・・妹さん?
『兄貴の』って、一体なんのことなんだろ・・・

「ねえ、もう一度、口に入れて・・・」
「またかよ!?・・・はずかしいだろーが!」
「あ、あたしなんて、もっと恥ずかしいしっ!」

ふぇっ・・・は、はずかしいこと・・・してるんですか・・・
も、もしかして・・・さ、さっきの箱に入ってたみたいな・・・!?

「い、いくぞ?」
「う、うん。来て・・・京介・・・」

そんな声が聞こえると同時に、隣の部屋から、ぴちゃぴちゃと
まるで何かを舐めるような水音が響いてきました・・・
よ、よくは知りませんけど、も、もしかして。。。><

「ちょっ、桐乃、す、吸い付きすぎっ!」
「ん~・・・」
「ま、まて、落ち着・・・!!!」

ど、どうしたんでしょう・・・
マネージャーさんの慌てた声がしたあと、急に静かになっちゃいました・・・
か、かなかなちゃんの言ってた事って・・・こういう事だったのかな・・・
わたし、動いてもいないのに・・・

「あ~・・・やっちまったな・・・」
「・・・やっちまったじゃないでしょ!?」
「いや、すまん・・・」

え、えーと・・・

「あーあ!せっかくのお気に入りだったのにさ?こんなにたくさん白いのがこぼれてっ!」
「いや、白いのは当然」
「はぁ?あんた、妹の服をこんなに汚して、なんとか思わないわけ!?
 つーか、ちょう熱かったし・・・」

白いの・・・汚す・・・熱い・・・
か、かなかなちゃん・・・たすけてぇ・・・

「その・・・可愛いな?」
「!?あ、あ、あ、あああ、あんたっ!い、い、いいい今っ!?・・・っ!」

今度は妹さんの驚いたような声の後、急に静かになっちゃいました・・・
と、隣の部屋で・・・な、なにが・・・
ダ、ダメっ!想像しちゃダメっ!!!

「・・・とりあえず、代わりの服、買ってよね」
「ああ。わかった。明日・・・買い物に行こうぜ?」
「それと―――」
「ん?」
「あんたの・・・たしかにおいしかったし、来年はあたしの・・・白いのあげるから・・・」
「ああ、期待してるぜ」

あ、あのっ・・・お、女の人の、白いのって・・・

「ちょうど明日デートだし、明日から準備すれば、来年には間に合うよね?」
「そうだな。せっかくだし、頑張ってみようぜ?」

え、えーと・・・いま3月14日ですから、280を足すと・・・
や、やっぱり・・・ちょうど来年に入ったころです・・・

もう・・・ダメ・・・・・・ふぇぇ・・・・・・






<突然ですが、SSに関係あるかもしれませんが、ここでCMです>
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いよいよ本日までの販売となっております。
お買い求めの方はお早めに!
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End.




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最終更新:2012年03月14日 05:03