296 名前:【SS】[sage] 投稿日:2012/03/22(木) 15:10:33.52 ID:vXqAZhTw0 [2/6]
・・・スーパーにて・・・

京介「今日の夕飯は何にするか……
   ……またカレーでいいか」
桐乃「~♪~♪」ガサガサ
京介「それじゃあ、ジャガイモとたまねぎと……ニンジンももうなかったな」
桐乃「~♪~♪~♪」ゴソゴソ
京介「…………なあ桐乃」
桐乃「なに?」
京介「二つほど聞きたいことがあるんだが、いいか?」
桐乃「いいよ」
京介「なんでおまえがここにいるんだ?」
桐乃「学校帰りにあんたがスーパーに寄るのを『偶然』見かけたからついてきた」
京介「そうかよ」
桐乃「コンビに弁当とか惣菜ばっかり食べてるのかと思ったけど、ちゃんと料理してるんだね。
   感心感心」
京介「まあ、カレーとか肉じゃがばっかだけどな。
   それでもう一つの質問なんだが―なんで買い物籠にメルルのお菓子やらおもちゃやらを詰め込んでいるんだ?」
桐乃「あんたが買うから」
京介「なんで俺がメルルグッズなんて買わなきゃいけないんだよ!
   それくらい自分で買いやがれ」
桐乃「だって恥ずかしいじゃん」
京介「俺だって恥ずかしいわ!」
桐乃「平気だって、あんたなんて誰も気にしないしw
   安心して。
   お金はちゃんと払うから」
京介「はぁ……仕方ねえか。
   ……そうだ、食材ももうちょっと買っておかないとな」
桐乃「?
   なんで?」
京介「折角だし食べていくだろ?」
桐乃「!
   うん!」


・・・夕食・・・

桐乃「ねえ、ちょっと作りすぎじゃない?」
京介「……そうだな」
桐乃「あんただけだと今日明日どころか、一週間分くらいない?」
京介「……そうだな」
桐乃「あたしにご馳走するためだからって頑張り過ぎ」
京介「……すまねえ」
桐乃「はぁ。
   ……あんただけだと時間がかかるし、折角のカレーを悪くしちゃうのもイヤだから、
   しばらくの間はあたしも夕飯に付き合ってあげる」
京介「!
   本当か!?」
桐乃「カレーばっかなんて身体に悪そうだけど……あたしの優しさに感謝しなさいよね」


・・・数日後・・・

あやせ「最近の桐乃、ずいぶん肌の調子がいいよね。
     なにかしているの?」
桐乃「特には何もしてないよ。
   あえて言えばね……」
あやせ「あえて言えば?」
桐乃「カレーって身体にいいよね!」




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最終更新:2012年03月22日 20:31