273 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/31(木) 18:19:33.41 ID:r5QPj1QS0
>>270
大介「桐乃がくれたネクタイと、京介が初めてくれたネクタイ、
どちらを付けていくべきか……
やはり桐乃の……いや、しかしこちらは京介が初めて俺にくれたネクタイだぞ?
…………よし」
大介「すまん、出なければ行けなくなった」
佳乃「せっかくの父の日なのに残念ね」
大介「遅くなる。
夕食は食べていてくれ」
佳乃「せっかくあなたが好きなカレーを予定してたのに……
あら?そのネクタイ……
うふふ、さっそく付けてるのね」
大介「む……べ、別に他意はない」ムス
佳乃「はいはい。
よく似合ってるわよ」
大介「そうか」
桐乃「あれ、お父さんでかけるの?」
大介「ああ。今日中には帰れんかも知れん」
桐乃「父の日なのに大変だね。
あれ?
そのネクタイ……京介がお父さんにプレゼントしたヤツ?」
大介「そ、そうだ」
桐乃「ふ~ん……
あたしのより京介のを選ぶんだ」ジトー
大介「そ、それはだな……!」
桐乃「でも、これでお揃いになったね」ツマミ
大介「む。桐乃、そのネクタイは……」
桐乃「ついでにって京介に貰ったの。
ペアルックだね、お父さん」
大介(娘とペアルック!
そういうのもあるのか!)
京介「あれ、親父?
出かけるのか?」
大介「ああ。
ん?おまえ、そのネクタイは」
京介「これか?
親父に買ったヤツが気に入ったから、自分の分も買ったんだ。
んで、ためしに付けてみたところ」
桐乃「ためしに付けてみたって……
もう、ネクタイ曲がってるし」キュッ
京介「おお、すまん。
っておまえもそのネクタイをつけてるのな」
桐乃「これは―!
その、あんたにしてはセンスが良かったから、つい、付けてみちゃっただけ、ていうか……」
佳乃「あなた、子供二人とペアルックになった気分はどう?」ニヤニヤ
大介「む……」
佳乃「ところで京介。
お母さんにはないのかしら?」
京介「あ。
……今度買ってくるよ」
佳乃「そう?
催促したわけじゃないけど、お願いね」ニコ
京介「はいよ」ハァ
大介「む、もうこんな時間か。
それじゃあ俺は行ってくる」
佳京桐「「「いってらっしゃい」」」
大介(せっかくの休日がパーになったが……これはこれでいい一日だ)
282 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/31(木) 23:57:20.13 ID:VeTrQZR0P
>>277
将来的にはこうなるんだろうかね
桐乃「ちょっと、京介ネクタイ曲がってるよ」キュッ
京介「悪い。ありがとな桐乃」
桐乃「どういたしまして――っていうかよく考えてみたら毎朝じゃん。
もしかしてアンタわざとやってたりしない?」
京介「(目を逸らしつつ)そ、そろそろ時間だな。
準備は出来てるし、俺も出るわ」
桐乃「ったくもう。――京介」
京介「な、なんだ?」
桐乃「忘れ物」
京介「ん? 鞄は持ったし、財布、携帯もちゃんと――」
桐乃「――ん」
京介「――――」
桐乃「あたしのじゅうでん、忘れてる」
京介「――へいへい。それじゃあ……」チュッ
京介「んじゃ、いってきます」
桐乃「ん。いってらっしゃい」
涼介「(相変わらず親父達はなかいいなあ)」モグモグ
優乃「(お母さん達、絶対あたし達がいること忘れてるわよね。お父さんのばーか!)」カチャカチャ
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最終更新:2012年07月05日 09:17