462 名前:【SS】チョコ下賜 1/2:2013/02/14(木) 20:36:00.82 ID:2xAOIGem0
桐乃「ふひひひひひ。
バレンタインイベントのりんこりんチョココーティングはマジエロい。
それじゃあ隅々までペロペロしてあげるからね~」
・・・・・・
桐乃「ふぅ、満足満足。
それにしても、男の人ってこういうの好きなのかな?
……
………やってみようかな」
・・・バレンタイン夜中・・・
京介「ふぅ、もうこんな時間か」
京介(……結局、桐乃のヤツチョコくれなかったな。
ま、炭を食って腹を壊すよりはいいけどよ。
べ、別に、強がり言ってるんじゃないんだからな!)
コンコン
桐乃「京介起きてる?」
京介「桐乃か?
今開ける」
京介(わざわざ確認取るなんて珍しいな)
ガチャ
京介「こんな時間に何の用だ?」
桐乃「…………ん」
京介「?
なんだ、手を出して。
まさか、俺にチョコを要求してるんじゃないだろうな」
桐乃「そうじゃなくて……
ほら、ちゃんと見て」
京介(手を見れば良いのか?
相変わらず綺麗な手をしてるな……て)
京介「手の甲にハートマーク?
ってこれチョコか!?」
桐乃「そう。
今年のバレンタインチョコ」
京介「」
桐乃「…………いらない?」
京介「いる」
桐乃「ん。
じゃあ早く食べて」
京介「食べてっていわれてもな……どうすりゃいいんだ?」
桐乃「えっと……その……ぺろぺろすれば良いんじゃない?」
京介「ぺr……!?
そ、そんなことできるわけねーだろ!」
桐乃「うっさい!
お母さんたち起きて来ちゃうでしょ。
それに、早くしてくんないとチョコが溶けてきちゃうんだけど」
京介「うぐ……
…………
………………
そ、それじゃあ……」
463 名前:【SS】チョコ下賜 2/2:2013/02/14(木) 20:36:47.75 ID:2xAOIGem0
ススス……
ぺろ
桐乃「んっ」ピク
京介「うお!
へ、平気か?」
桐乃「平気だから。
それより、味はどう?」
京介「なんていうか……すげえ柔らかくて甘い」
桐乃「生チョコだからね」
京介「それにしても、手が冷たいんだが、平気か?」
桐乃「生チョコは溶けやすいからワザワザ冷やしたの。
だから溶けないうちに食べちゃって」
京介「お、おう」
ぺろ
桐乃「っ……」ゾク
ぺろぺろ
桐乃「ぁっ……」ゾクゾク
・・・・・・
京介「……ふぅ。
なんていうか……ごちそうさま」
桐乃「ハァハァ……
ん……」
京介「桐乃、平気か?
手もいつもより熱くなってるぞ」
桐乃「へ、平気。
それで、感想を聞かせて」
京介「お、おう。
えっと、すっげえ甘くて柔らかくていい匂いがして……一生忘れないような味だったぜ」
桐乃「ふ~ん。
そっか。
あたしとしても、跪いてあたしの手の甲にキスする京介の姿は一生忘れられそうにないけど」
京介「ちょっ」
桐乃「それじゃあ、もう遅いしおやすみ」
京介「あ、ああ。
おやすみ。
バレンタインチョコありがとうな」
桐乃「ホワイトデーの30倍返しはフィギュアかエロゲでいいから」
京介「へいへい」
桐乃「それと……」
京介「ん?」
桐乃「来年はあたしの足にキスしてみる?」
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最終更新:2013年04月07日 05:34