SS『ある朝の日常(京介Ver.)』
ん、、、?
「ふひひ~、りんこり~ん♪」
ん、、、ん!?
げっ!!!
説明しよう。朝起きたら、妹のおっぱいに埋もれてた。
いやいや、マジでマジで。エロゲーの話じゃなくてさ。
朝起きたら、桐乃が俺の頭を抱きかかえてるようにして寝ていた、っつー状況なワケですよ。
どうやら寝ぼけてやってるみたいだが、、、。
ど、どうすりゃいいんだ、コレ、、、?
この状態で桐乃を起こしてしまったら、えらいことになっちまうのは目に見えている。
かといって、このまま桐乃が起きるまで待つ、っつーのも、いろんな意味で俺が持たねーよ!
マジでどーすりゃいいんだっつーの!?ヽ(`Д´)ノ
そ、そうだ、まずは落ち着こう。落ち着いて素数を数えるんだ!
3.1415926535…って、こりゃ円周率じゃねぇか、チクショー!
しかも数えてすらいねぇ!
いかん。我ながらどんだけテンパってるんだか。
大体、こんな時に限って---。
がちゃ。
「京介、起きてるー?買い物に行って欲しいんだけどー?」
「げっ!!!」
「えっ!!!」
「ん?ぎゃーーーー!!!!!!」
「きょ、きょ、京介ぇーーーーっ!!!あんたっ!ついに本気で妹に手を出したのねっ!お、お父さんっ!お父さーーーんっ!!!」
「ま、ま、ま、待て待て待て待て!お袋っ!誤解だっ!誤解っ!」
バタバタバタバタ、、、。
やべぇ、やべぇ、やべぇ、やべぇ、やべぇ、、、ん?、、、待てよ、、、?
親父もお袋も昨日から親戚の家に行ってて留守のはずなんだが、、、?
頬をつねってみる。痛くねぇ。
ゆ、夢か、、、。
そういえば、いつの間にか桐乃もいなくなってる。
どさっ。布団に突っ伏す。
だーーーーーーーーーーっ!
なんて夢だよ、、、まったく、、、。脅かしやがって、、、。
とは言え、えらくリアリティのある感触だった気がするが、、、。
いくら桐乃でも、そんな寝ぼけかたはしねーよなぁ、、、。
安堵で疲れがどっと出る。夢なのにな。
ふぅ、、、。そっと目を閉じる。
ひょっとして、俺、そんなことを望んでんのかなー、、、まさか、、、な。
そうしてるうちに、段々とまた睡魔が襲ってきて、、、。
、、、、、、、、、。
、、、、、、、zz。
、、、、zzzzz。
ん、、、?
「ふひひ~、りんこり~ん♪」
Fin
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最終更新:2014年02月01日 01:30