SS『ある朝の日常(桐乃Ver.)』
ん、、、?
「zzzzzzzzzzz。」
ん、、、ん!?
へっ!?
説明しよう。朝起きたら、兄貴の胸に埋もれてた。
いやいや、マジでマジで。エロゲーの話じゃなくてさ。
朝起きたら、京介があたしを抱きしめるように、ぎゅっとして寝ていた、っつー状況なワケ。
どうやら寝ぼけてやってるみたいだケド、、、。
ゆ、夢じゃないよね、コレって。
頬をつねってみる。痛っ!やっぱり夢じゃない!うれ、、、じゃなかった、やばいっしょ!
いくら無意識っつっても、妹を抱きしめて眠ってるとか、どんだけシスコンなんだってーの!抱き枕か!あたしは!
ど、どうすりゃいいのよ、コレ、、、?
お、落ち着け、あたし。落ち着いて、深呼吸、深呼吸。
すーはー、すーはー、す、、、すんすんすん、、、じゃなくて!
ダメだ、どんだけテンパってんだか、あたしってば。
どうしよう。
どうしよう。
いつもみたいにひっぱたいて起こすか、、、?
う~~~~~~~~ん。
で、でも。でも、でも。
ぐっすり寝てるのに、起こしたりしちゃ可哀想だよね、、、。
うん、、、しょーがないよね。
うん、しょーがない、しょーがない。
、、、それに、、、。
これは夢じゃなくって、、、でも"夢"だったんだしね、、、。
うん、、、。
だよね。そうだよね。ちょっとくらい、いーよね。
もうちょっとだけ。
もうちょっとだけ、"夢"の続きを見ていようっと♪
Fin
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最終更新:2014年02月01日 01:31