SS『ひなまつりの思い出』
きりの:「おとーさん!おひなさま!早く片付けて!」
大介 :「もう片付けるのか?桐乃?せっかくだから、もう少し飾っておいてもいいんじゃないか?」
きりの:「だめ!」
大介 :「しかしだな、、、。」
きりの:「だめったらだめなの!」
佳乃 :「また今年もやってるの?あなたたち。」
大介 :「むう、、、。」
京介 :「今年も、って?」
佳乃 :「覚えてない?京介?去年も同じやり取りしてたわよ、桐乃とお父さん。」
京介 :「そーだっけ?」
佳乃 :「ええ、そう。去年とまったく同じことやってるのよ、この二人。ふふふ。」
京介 :「なぁ、なんでそんなに早く片付けたいんだよ?桐乃?」
きりの:「だって!早く片付けないと、お嫁さんになれないの!だから、早く片付けなきゃいけないの!」
京介 :「そーなの?お母さん?」
佳乃 :「そういう風に言われることもあるけどね。だから早く片付けたくないのよ、お父さんは。」
京介 :「なんで?」
佳乃 :「早く片付けたら、桐乃が早くお嫁さんに行っちゃうでしょ?」
大介 :「か、母さん!よ、余計なことを言うんじゃない!」
佳乃 :「はいはいw」
京介 :「じゃあ、もうちょっとだけ飾っておけば?桐乃?」
きりの:「だめ!」
京介 :「なんで?」
きりの:「だ、だって!早くお嫁さんになりたいし!それに、、、。」
京介 :「それに?」
きりの:「は、早くしないと、取られちゃうから!」
京介 :「?何を?」
きりの:「うう、、、しんない!ばか!」
佳乃 :「桐乃は早く誰かさんのお嫁さんになりたいのよねーw」
きりの:「お、おかーさん!言っちゃだめ!」
京介 :「?????」
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佳乃 :「・・・って感じだったわよね、ウチの雛祭りは。ねぇ、お父さん。」
大介 :「、、、余計なことを蒸し返すんじゃない。」
佳乃 :「ふふふ、、、って、どーしたの、あんたたち?真っ赤になって。もしかして、昔のことで、恥ずかしかった?」
桐&京:「「・・・・・。」」
Fin
最終更新:2015年11月29日 00:41