934 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/12/05(土) 22:24:08.02 ID:Zy50bokd0

「よーし桐乃。俺は目をつむり手で隠しておく。さらに後ろを向いておくから風呂場から出て行ってくれ」

「はあ?!なんで後ろ向いてんの!お風呂で洗いっこしようって言ったのそっちでしょ!今さらなに?!」

「それはまあそうだけど。でもそれはお前に誘導された気がしないでもない…」

「ちょ、ひ人のせいにすんな!あたしは嫌だったの!やりたくなかったのに!それを…無理矢理アンタが…」

「ひとでなしみたいに言うな!…まあ俺が言ったのは確かだし 実際やりたかったのも認めよう」

「じゃあいいじゃん。こっち向きなよ。洗いっこしよ?」

「しよ?じゃねえよ!なんで前なんだよ!対面で洗いっことか聞いたことないぞ!普通は背中だろ!」

「交代しなくていいから一緒に洗えていいじゃん?」

「よくねえよ!俺が良くてもそっちがよくねえだろ!」

「なんで?京介水着着てるし、もちろんアタシもちゃんと水着きてるし問題ないでしょ?」

「あるよ!水着っつってもなんでだよ!なんでお前スクール水着なんだよ!」

「しょ、しょうがないでしょ!水着は全部夏物服と一緒になおしちゃったんだから!学校で使ってたこれしかなくて…」

「嘘だっ!!学校で とか絶対嘘だ!」

「うそってなんでよ!証拠でもあるの?!つかこっち向け!こっち見てしゃべれ!」

「やだっつってんだろ!あるよ!大あるよ!!」

「言ってみなさいよ!!」

「なんでネームのとこに書かれてんのが"きりの"なんだよ!普通は高坂だろ!しかもひらがなって!」

「!!しまった…じゃ、じゃなくて!ここここれは書き間違えたの!あと…じゃない!そう!PTAでそう決まったの!下の名前でひらがなでって!」

「…わかった…。わかったから。お前の苦しい言い訳をこれ以上聞くのは辛い」

「なんか釈然としないけど分かったならよし!あとこっち向け」

「あともう一つ分かった」

「なによ」

「ちょっと前に貸してもらったあのゲームが。妹もののゲーム。あのゲームの意味が」

「ギク」

「一通りプレイしてみたけど普通の作品だよ。楽しくプレイできるしキャラは可愛い。ただ一点を覗いて」

「え、えーっと」

「なぜか登場する妹がずっとスク水を着てるんだよな。日常生活でずっとって設定で。スタッフがちょっとアレな感じ」

「…」

「繋がったよ。俺が洗いっこ提案して、その後スク水妹ゲームを渡されて 今お前がスク水ということが。点と点が線になった」

「~♪」
「口笛吹いてごまかすな」

「それはたまたま!たまたま洗いっことゲームのタイミングが合っただけ!それだけ!もういいでしょ!だからこっち見なさい!」

「…何が目的だ?」

「人の話を聞けえ!!背中こっちに向けて喋るな!」

「…ひょっとして…お前俺をスク水萌えにしようとしてね?」

「ギク」

「図星か…しかし目的は分かったけど意図がわからない」

「そ、それは…その…あの…」

「もしかして それは俺が眼鏡フェチだってことと関係あるのか?」

「っ!」

「はぁ…分かったよ。お前がなんでこんなことしたのか。何を心配してるのか」

「え…」

「お前の想像どおりならこう言える。大丈夫。俺はお前しか見ていない。俺にはお前 桐乃だけだ。だから安心しろ」

「京介…」

「確かに俺は眼鏡が好きだ。でももう一つある。俺は桐乃 桐乃ってだけで萌える。萌え要素は桐乃なんだよ」

「な なにそれ…」

「コスプレすれば簡単に萌えキャラになれるけど でも誰も桐乃にはなれない」

「え…と その…」

「眼鏡に関しては…そうだな。俺の初期装備だからな。簡単に捨て去ることできるものじゃない。すまん。でもこれだけは言える」

「…うん」

「俺の萌え属性は桐乃。ずっと変わらない。絶対だ」

「…へへ。なにそれ。いいこと言ってる風なのに萌えとか属性とか。変なの。ふふ。なんかハズいし…」

「わかってもらえたかな?」

「うん。ありがと。安心した。凄く」

「そうか。よかった。…じゃあ出てってもらえるかな?ねえ?桐乃?」

「は?はぁ!?なんでそういう話になるの?!流れ的にこのまま…でしょ!?」

「流れねえよ!駄目だっつてんだろ!」

「説明しなさいよ!駄目だめってだけで納得できるわけないじゃん!」

「そ それも難しい…衣に包んで包んで言うなら 俺のリヴァイアサンが目覚めようとしてる…」

「リ?なにそれ。なんで召喚獣がここで出てくんの?」

「半分おっきしてるんだよ。前向いてお前見たら絶対封印が解かれる」

「ぜんっぜん分かんない」

「これ以上の説明は許してくれ…とにかくお前には絶対見せることができないんだコレは」

「じゃあ?じゃあなに?アタシを見るだけでもいいんだけど!それもしないってことはアタシの身体は見るに値しないってこと?」

「ちがう!ちがうよ。そうじゃないんだ。ただお前の汚れを知らない水着姿は今の俺には毒なんだ。リヴァイアサンにも」

「でも海行ったとき見たじゃん。あれは?」

「いやあれはそういう場だったから冷静に見れて…でもあれだよね。家で見るスク水って凄い破壊力あるよね。俺びっくりしちゃった」

「~~わかんないけど…ふう。アンタがそこまで言うならやめといてあげる」

「そうか…ふう。やめてくれるか」

「うん。あとでやっぱ見たかったって言っても遅いんだからね。背中こっちに向けてたこと後悔させてやる。ま 今回はこのくらいね」

「よかった…今回は?」

「当たり前でしょ。絶対洗いっこするんだから」

「まだやるつもりなのかよ…前から?」

「ま それはお楽しみってことで。次はもっと可愛い水着で悩殺してやるんだから ふふん」

「はあ…そうかよ。楽しみにしてるよ」

「うん。じゃ」

「あいよ」

「あ そだ」

「?」

「水着洗ったげる。ちょうだい」

「…は?」

「だから。今履いてる水着。ほら」

「いやいやいや。ちょっと着ただけで汚れてないから。つかお前いるのにマッパになれねえだろ」

「いいから。遠慮しなくていいから」

「いやいやいやいや。よくねえよ。俺のケツ見たくないだろ。俺が洗うって。遠慮とかじゃなくて」

「いいでしょ!ただの親切心!ほら!はやく!」

「いやいやいやいやいやい。なんでそんな語調が強いんだよ。強制的なものを感じるんだが」

「なんですぐ脱がないの!アタシが洗うって言ってんだから洗わせろ!さあ!さあ!」

「怖い!桐乃こわいよ!」

「もう!なんで言うこと聞かない!!」

「やだ!絶対やだ!嫌な予感する…変なことされるきっと!」

「…怖くないから…ほら…いいから脱ぎなさい…じゅる」

「じゅる?!じゅるってなに!?見れないけど絶対怖い顔してるよこの妹!」

「パンツを…海水パンツ…いや兄水パンツ…ふひ ふひひ」

「おかしい!ぜったいおかしい!ににに逃げないと!って!狭い!風呂場狭い!逃げ場所が!あああ退路塞がってる!」

「あーにーぱーんー」

「あああ来るな!声が近づいてくる!くんなこっちくんな!」

「くーんーかー」

「あわあわあわあああ!!」

「くんかくんかくんかくんかくn」

「いやああぁあぁあああああ!!」

終わし

ラブラブちゅっちゅ書きたかったけどこういうのしか書けないです
申し訳ない



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最終更新:2017年08月26日 10:29