599 :小ネタ:2016/03/27(日) 12:18:41.31 ID:6ss8gZsb0

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みんなで缶ケリ!



「あたしがオニか……さて……と」
「あやせ、そのスカート、超可愛いね!」
「ホント?桐乃?」
「はい。あやせ、見っけ」
「き、桐乃~、ズルいよ~」
「ごめん、ごめん」
「でも、あたしを一番最初に見つけてくれたんだよね、へへへ、嬉しい♪」
「う、うん、まあね」
 (……まさか、引っかかるとは思わなかったんだけど……)
「さて、次に……きょろきょろ……!」
「はい、加奈子、見っけ」
「はぁっ?何でだよ!そっからじゃ絶対見えなかっただろ!」
「姿はね。でもそのクセっ毛だけ丸見えだったしw」
「う……ちくしょーっ!」
「さて、次に……」
「あ、黒いヤツならあっちに行ってたぜ?」
「マジ?じゃあ、ちょっと探しに行ってみるか……」
 てくてくてく……
「ふっ!よくやったわ、メルルもどき!」
「だっ!だれがメルルもどきだぁ~っ!こらぁ~っ!」
「ふっ、あなた以外に誰がいるというの?さあ、この聖なる闇の衣を纏いし漆黒の堕天聖が、その闇の封印を破壊し、熾天使に囚われし全ての愚かなる者たちに解放と自由を……」
「はい、黒猫見っけ」
「ちょ、ちょっと!あなた!わたしの前口上の最中に戻ってくるなど、言語道断でしょう!」
「知らないってーの」
「さて……あとは沙織と京介か……どうやって見つけよっかな~……」
「ん~~~……!あ!そだ!ふひひーw」
「くんくんくん……!はい、京介みっけ!」
「おい!なんつー見つけ方しやがんだ!」
「へっへー、ひっかかったーw」
「なっ……!!」
「匂いなんかで見つけられるわけないじゃん。ばっかじゃないの?」
 (……あり得るから困る……(全員))
「……あとは沙織か……」
 きらーん!
 ぱんっ!
 かんっ!
「きゃっ!な、なに!?」
「ふふふ、最後に有終の美を飾ったのは、やはりこのわたくしでしたわね、みなさん」
「ちょ!あ、アサルトライフルとか、反則に決まってんでしょっ!」
「でも、見事にケリは付けましたでござるが?」
「そのケリじゃなぁぁぁぁいっ!!!」



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きりりんのPDCAサイクル



妹業活動における愛情度向上メカニズムの一環であり、4段階のサイクルから成り立つものである。
なお、この名称は、きりりんを構成する次の4段階の頭文字をつなげたものとなっている。

P:ぷいっ!
D:ドキドキ……
C:チラッ
A:あ、あんたのことを見てたんじゃないんだかんね!

本サイクルは、千葉のとあるシスコンの兄貴が、これまた千葉のとあるブラコンの妹の前に来ることによって自発的に開始されるサイクル活動となる。
本サイクルを繰り返すことで、妹の愛情が飛躍的かつ永続的に向上していく。

さらに妹婚後は、継続的なじゅーでんによる永ちゅー機関へと変化し、さらにサイクルが加速される。この時のサイクルは以下のとおり。

P:ぷいっ!
D:ドキドキ……
C:ちゅっ
A:あああ、あんたなにしてくれてんの!

なお、この活動によって千葉の気温が上がったとの報告もあるが、その因果関係は定かではない。



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なまえのないスクール水着



「……えっち」
「お、おまえが俺に名前を書けっつったんだろ!」
「でも、だからって、何回も何回も重ね書きしなくってもいいじゃん?」
「それは俺のせいじゃねぇ!おまえが持ってきたこのペンがかすれて書けなかったからじゃねーか!」
「しかも、ちょーくすぐったかったってのに、じっとガマンしとけとか、どんなゴーモンだっての」
「自分で書かせておいてそれかよ!そもそも、おまえがちゃんと名前を書いてきてたら済んだ話だろ!だいたい何で書き忘れたくせにペンだけ持ってきてんだよ!」
「ん~、備えあれば憂いなし、みたいな?」
「備える前に済ませとけっての!ったく……もう二度とやんねーからな!」
「は?何言ってんの?」
「え?」
「明日も、だかんね?」
「な、なんで?」
「だってソレ、水性だし?」
「油性じゃないのかよ!水着なのにおかしいだろ!」
「それに、まだ後ろが残ってるし?」
「後ろもあんのかよ!」
「ほら、早く」
「ったく……しょうがねぇなぁ。髪、あげとけよ」
「ん」
「やれやれ……そうだ!……ひひひ……」
「?」
「うしっ!じゃあ書くぞ!」
「うん……って、なんかあんた、別のこと書いてない?」
「気のせいだ」
「どう考えても名前じゃない気がするんですケド?」
「そーいえば、子供の頃やったよな、こーゆーの。背中に文字を書いて当てっこしてさ?」
「あー、やったやった。懐かしいよねー……って、話はぐらかしてんじゃないっ!」
「よし、できた」
「だから何を書いたんだっての!」
「よし、行くぞ、桐乃」
「あ!こら!待て!走って逃げんなぁっ!」



『 I (はぁと) 兄貴 』



…………ぐへへ……こっち側の世界へようこそ、桐乃ちゃん♪



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コタツ戦線異常なし



「あったかい部屋でコタツに入ってのんびりエロゲー……これぞ日本人ってカンジだよね~♪」
「……いや、最後のは違うと思うぞ?」
「はぁ?コタツ、っつったらエロゲーじゃん!」
「どっからその発想が出てくんだよ……」
「いいじゃん、別に。つーか、こんなに可愛い妹が、二人でコタツに並んで一緒にエロゲーしてあげてんだから!感謝しなさいよね!」
「へいへい……」
「てか、ちょっと熱くない?」
「そーか?」
「温度下げてよ。」
「自分で下げろよ……」
「やぁだ。」
「ったく……こっちには調整用のツマミ、無いみたいだけど?」
「じゃあ、向こうにあるんでしょ?」
 ……自分で動く気、全く無しかよ……
「ほら、早く!」
「やれやれ……よっと……。どれどれ……ツマミは……っと。………………あ。」
 ばふっ。
「どしたの?顔真っ赤だけど?」
「な、なんでもねーよ?」
「そんなに熱かったの?コタツ?」
「だからなんでもねーって。気にすんな。な?」
「そー言われたら余計気になるじゃん。コタツの中覗いてなんかあったの?……って!あんた、まさか!み、見たなぁっ?!」
「見て……ないぞ?」
「その答えって、あたしがなんのことを言ってるのか分かってるってコトじゃん!!」
「あ゛」
「エッチ!ばか!変態!スケベ!シスコン!!!なに覗いてんのよ!」
「別にワザと覗いたワケじゃないだろ!これは不可抗力だ!つか、だいたいおまえがミニスカートでコタツに入ってるのが悪いんだろ!!!だから俺は全然悪くない!違うか!?」
「逆ギレして誤魔化すなぁぁぁっ!!!」



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罰ゲーム



「あんた、あたしの……その……見た、責任取んなさい。」
「責任?」
「そ。」
「えーっと……俺のぱんつでも見せればいいのか?」
「ん~~~……」
「え?」
「え?あ!ち、違うんだってば!今のはあんたに何してもらうか考えてただけで、決してあんたのぱんつが見たいってワケじゃないんだかんね!」
「そ、そんなにムキにならなくても分かってるって。かえって怪しくなってんぞ。」
「んなワケないしっ!」
「で?」
「え?」
「何か考え付いたのか?」
「あ。えっと……その……」
「無理にやんなくてもいいんじゃねーの?」
「ダメ!せっかくあんたに何かやってもらうチャンスなんだし!」
 ……それっていつものことじゃねーの?
「う~ん……あ、そーだ!」
「決まったのか?」
「うん!ふひひひひ……」
「な、なんか嫌な予感しかしないんだが……俺に何をやらせるつもりだ?おまえ?」
「ひひひ、ナイショ♪」
「なんだ?それ?」
「ちょっと時間がかかるから、準備が出来たら教えたげる♪」
「なんなんだ、いったい……」


 数日後……


「おい……桐乃……これは何だ?」
「何ってコスプレの服だけど?」
「それは分かる。だがこれはちょっとその……刺激が強すぎるんじゃないか?」
「アタシが恥ずかしい思いしたんだから、あんたも同じ目に合うべきっしょ?」
「俺が着んのかよ!コレ?!」
「決まってんじゃん」

 ……目がマジだった。ちくしょう、パンツ見たくらいじゃ割に合わねえぞ、こんなの……

「着た?」
「着た……けど……」
 ……自殺モンだろ、コレ?
「開けるよ?」
「ちょ、待て!」
 ガチャ。
「きゃはははは!」
「おま!自分で着せといて、それはないだろ!」
「ひひひっ、罰ゲームなんだからそんくらいガマンしろってーの」
「なあ、桐乃?コレってもしかして、こないだイベントで見た……」
「そ、あのコスプレ」
「やっぱりか!」
「さ、京香ちゃん」
「き、京香ちゃん?」
「京子ちゃんよりそっちのほうが可愛いっしょ?」
「そういう問題じゃねぇ!」
「いーから!アレやってよ」
「あ、アレって?」

「『エロマンガフラァーーーッシュ!!!』」

「やるかぁぁぁっ!!!!!」



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ふっかつ くんかたん



京介「ふ~、いい湯だった~。お、桐乃、今から風呂か?って、あれ?おまえ、さっき風呂に入ってなかったっけ?」
桐乃「あ、あたしの勝手でしょ!いーじゃん別に!何回入ったって!なんか文句ある?」
京介「いや、別に文句なんてねーけどよ……」
桐乃「え?なーに?もしかしてあんた、妹が後でお風呂に入っちゃマズイよーなこと、しちゃってるワケ?きもっw!」
京介「んなワケねーだろ!とっとと入りやがれ!」
桐乃「ふんっ!」



ガチャ



桐乃「うっひょぉ~~~~~っ!
   兄湯♪兄湯♪兄貴の湯♪
   今日のお風呂は兄貴の湯♪
   しかもしかもしかも!
   今日のはなんと!兄妹(シスコン)湯!
   妹の後に兄貴が入ったという幻の名湯!
   妹の香り漂う妹湯に、兄貴が浸かっちゃったらもう大変!兄貴の煩悩フルチャージ!?
   妹成分吸収しちゃって、兄貴のエキスも3倍増!?
   出ちゃう!?出ちゃう!?兄貴のエキス!?兄貴の体中からあふれ出ちゃった!?
   溢れ出す兄貴エキスで、兄貴成分100パーセント!!こんな湯船に浸かっちゃったらAT(兄貴にツンツン)フィールドが保てない!!妹の境界がなくなっちゃう!!
   LCL?!LCL化しちゃうの!あたし?!?これってまさか補完計画?!兄妹補完計画、発動しちゃう?!画策しちゃったの?!お父さん!?(中のひと的に)
   兄妹補完計画発動させて妹と一つになっちゃうつもり?!兄貴と妹で生命のスープになっちゃって一人の兄妹になるつもり?!それって完全体じゃん!!
   でも兄貴はもう一度妹に会いたいと思っちゃうよね絶対!!じゃなきゃちゅーもできないし!!ダメ!そんなのダメ!!つんつんフィールド展開っ!!!
   戻った?!戻った?!ヤバかった!!!もうちょっとで終劇しちゃうとこだった!!!
   ヤバすぎるって!!この湯船!!!おまけになんか浮いてるし?!
   兄湯に浮かぶ兄貴の湯の花?!?いろんな意味でヤバすぎる!!!
   なに!?なにやってたワケ!?妹湯につかって、兄貴ってばナニやっちゃってたワケ!?兄貴成分、体中から絞り出し!??
   しかも効能は妹?!妹に効果あり?!角質にまで浸透しちゃって妹のお肌を守っちゃう?!
   全身すみずみ兄湯のバリアで妹肌をばっちりガード!!紫外線も放射線も宇宙線もシャットアウト!!通過すんのは兄貴の視線だけ!?!
   おまけに飲んで浸かって不老長寿!?永遠の15歳キタコレ!?
   妹が兄湯で不老長寿なら兄貴も妹湯で不老長寿!?永遠の兄妹キタコレ!?!
   伝説!?伝説になんの?!兄貴ってば伝説になっちゃう?!
   兄湯が産湯で妹誕生!?生まれた時から兄湯三昧!?兄桐乃湯で兄野小町伝説はじまっちゃった!?
   ん?ナニコレ?名湯温泉湯の花パック?自宅でお手軽温泉気分?あー、こないだ猫探しに行ったときのお土産かぁ~、って!
   カムフラージュ?!そんなんでこの兄プロの目を誤魔化せるとでも思ったの!?兄貴ってば甘すぎ!
   スンスンスン……ペロッ!この味は!……ウソを吐いてる兄貴の味だぜ……!でも甘っ!兄貴ってば態度も味も甘いとか!しかも隠し味が妹とか!
   そんなの甘ったるすぎない?!でも仕方ないよね!兄貴だもんね!兄が妹に甘いのなんて、妹が兄の下に生まれた時から決まっちゃってる絶対真理の物理法則なんだから!
   仕方ないからあたしもこの甘い兄香漂う兄妹湯で我慢してあげる!感謝しなさいよね!!」



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最終更新:2017年08月26日 10:53