690 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/03/04(金) 22:05:46.13 ID:rhOBiW5kO [2/2]
俺と桐乃で『さくら心中』をちょうど見終わったところだ。
「しっかし・・・今回はすごかったな・・・」
「・・・あ、あんたあたしの事チラチラ見てたでしょ?」
「み、みてねえって!」
本当の事言うと見てました。ええ。あんな気まずいエロシーンテンコ盛りだと
意識しちまってどうしても目がいっちまうっての!
「でもありえねーよなぁ」
「何が?」
「だってよ。あんなに好きなら一緒になればいいじゃん?」
「はぁ?できるわけないじゃん?」
「いや一緒になったほうがいいって絶対」
「はぁ?何簡単にいってんの!?いい?
相手の事が好きで好きでたまらなくても言えない事があるの!
お父さん、お母さんや友達に迷惑かけちゃうとか二人の将来の事とか・・・
いろいろあるの。ただ言葉に出せばいいってもんじゃないのよっ!」
「そ、そんなに何で怒るんだよ・・・?」
「う、うっさい!あんたが変なこというからよ!」
コイツはドラマの話してるのに何でそんなマジになってんだ?
ってかこのドラマのヒロインの親父は既に死んでるだろ。
しかも母親は子供連れて一緒に逃げろって言ってなかったっけ?
「みんな分かってくれるって大丈夫だよ」
だってこのドラマこの二人が我慢してるせいで周りに被害出まくってるし。
第一な。娘の桜ちゃんの教育上よくないってあの家は。
じゃないとけんちゃんみたいにひねくれちまうぞ?
けんちゃん小さい頃はいい子だったのになぁ・・・
「あ、あんた何いってるかわかってんの?」
「いや。親も周りも分かってくれるって。絶対さ」
「・・・そ、そう?ホントのホントにみんな分かってくれるかな・・・?」
「ああ。きっとだ」
このドラマの周り人たちは大賛成だろう。
「そ、そっか・・・うん・・・
あんたがそういうなら・・・」
「ホントだって信じろよ」
「う、うん・・・分かった!あ、ありがとっ兄貴っ!」
END
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最終更新:2011年03月06日 03:06