618 名前:【SS】いつかあったそんなある夜の出来事[sage] 投稿日:2011/03/10(木) 23:26:22.60 ID:JQ/z059SP [3/4]
出遅れ気味だけど>>537を見て書いてみたがまさに ヤマなし オチなし イミなし の三重奏
そしてひねれずにまんま直球。それでもいい人は以下をどぞ。
「京介ー、お風呂入っちゃいなさーい」
「はーい」
「あっと、ちょっと待って京介。ついでに桐乃も一緒に入れちゃってくれないかしら。お母さんちょっと手が離せないから」
「うん、わかった。桐乃ー!いっしょに風呂入るからこいよー」
ドタドタ
「おふろ?お兄ちゃんといっしょに?」
「おう。だから準備してこいよ。待ってるからさ」
「うん!いまおきがえもってくるね! お兄ちゃんとおっふろ♪ おにいちゃんとおっふろ♪」
「桐乃すっげぇきげんよさそうだったけど何かあったのか?」
「……この子も存外、鈍いわよねー……母さんあんたの将来が心配だわ…」
「?」
「それじゃお湯かけるから目つむってろよ。目に入ったら痛いからな」
「う、うん」
ザバーッ
「――うっし。もう目開けていいぞ桐乃」
「ん!ありがとお兄ちゃん」
「おう。じゃあ俺も体洗ったら入るから桐乃は先に入ってろよ」
「ねえねえお兄ちゃん」
「ん?どうした」
「おせなかあらってあげる!」
「お、マジで?じゃあ頼もうかな」
「うん!」
ゴシゴシ
「お兄ちゃん、きもちいい?」
「おう。桐乃はあらうのが上手だな」
「えへへ♪」
「――よし、もういいぞ桐乃。あわ流したらおゆにつかるか」
「うん」
619 名前:【SS】いつかあったそんなある夜の出来事2[sage] 投稿日:2011/03/10(木) 23:27:13.94 ID:JQ/z059SP [4/4]
「ふぅ~。やっぱりお風呂はきもちいいな~」
「♪ ♪ ♪」
「桐乃は随分機嫌がいいな。今日何かあったのか?」
「え? ううん、何もないよ?」
「そうか?ないならいいんだけどよ。じゃあ百数えたらあがろうか」
「うん、わかった」
「よしそれじゃあ数えるぞ。せ~の」
「「い~ち、に~い、さ~ん……」」
「「――きゅうじゅきゅう、ひゃ~く!」」
「おっし、あがるか」
「は~い」
「ほら桐乃、動くなって。頭ふけないだろ?」
「う~~」
「もう少しだからがまんしろって」
「は~い。…ねえお兄ちゃん」
「ん?なんだ?」
「きょう、いっしょに寝てもいい?」
「どうしたよいきなり」
「えっと、うんと……」
「……わかったよ。いっしょにねるか」
「え、いいの…?」
「桐乃が言い出したんじゃないか。いいよ、いっしょにねよう」
「……うん!」
「それじゃ電気消すぞ?」
「うん」
パチン
「えへへ。あったかいね、お兄ちゃん」
「あ~、うん、そうだな」
「ねえお兄ちゃん」
「ん?」
「ぎゅって、してもいい?」
「…好きにしろよ」
「うん」
ぎゅっ
「おやすみなさい、お兄ちゃん」
「おやすみ、桐乃」
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最終更新:2011年03月13日 22:23