209 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/03/26(土) 11:48:57.38 ID:l8aMVIWpP [1/4]
ゲームで寝ているおにいちゃんのほっぺにちゅうをする妹キャラ見て、あたしもやってみようかなと間が差してしまうきりりん
いざ実行。寝ている兄貴の頬に口を寄せようとした瞬間兄貴が寝返り。マウストゥマウスに。
あまりの出来事に顔を真っ赤にしてつい京介にビンタするきりりん
突然なゼニ起こされたかもわからず、散々わめき散らした後出て行く桐乃をボーぜんと見送る京介
きりりん部屋に戻ってベッドの上で身悶えまくり

212 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/03/26(土) 12:52:01.52 ID:iPhPeQf70 [2/5]
ゲームで寝ているおにいちゃんのベッドにもぐりこむ妹キャラ見て、あたしもやってみようかなと魔が差してしまうきりりん
いざ実行。しかしもぐりこんだ時に,京介のアレがフル勃起しているのに気付く。
男の生理現象を知らなかったので,顔を真っ赤にして京介にビンタするきりりん
突然なゼニ起こされたかもわからず、散々わめき散らした後出て行く桐乃をボーぜんと見送る京介
きりりん部屋に戻ってベッドの上で身悶えまくり

213 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/03/26(土) 14:57:17.46 ID:PhZ+ThTp0 [2/2]
>>209 >>212
SS『夢と現実と…』



ふひひっ………でゅふっ………くひひっ………ソラたんまじかわえぇーーーーっ!
あたしのベッドに潜り込んできてっ………ご、ごっ、ご奉仕とかっ!

あたしが今プレイしているのは、『イモウトノソラ』。最近アニメ化もされた妹ゲーだ。
今は深夜1時過ぎ。みんな寝静まって、エロゲーをプレイするには絶好の時間帯だ。
勿論ドアの鍵を掛けて、ヘッドホン装着。声を出さないよう細心の注意も払ってる。

つぅかぁ?マジ反則だよねっ?起きたらすぐ目の前に妹がいるとかっ!
あ、あたしだったら、ご奉仕させてるだけじゃなくって絶対襲っちゃうのにっ!

なんでソラたんこんなに可愛いのぉっ!?
あーもうちゅっちゅしたいよぉーーーーーーっ!!!
ソラたん、人格破綻者で外の事何にも知らないけど………
でも、それだからこそ、あたしにべったりなのがイイんだよねっ!

ソラたん!ソラたん!ソラたん!ソラたんぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
………はっ!?
つ、ついソラたんへの愛が天元突破してあたしの心にハートブレイカー!?
だ、だめっ、このままじゃ六神合体でビッグブラストでちゃうっ!



………………………はぁはぁ………こ、興奮しすぎた………
でも、ほんっと可愛いんだよねー………

「………兄貴だったら………どう思うのかな?」

ううん、そ、そんなこと考えたらダメだもんっ!
あいつがあたしの事好きなわけないしっ!
そ、それ以上にっ、あ、あたしがあいつのことなんか好きなわけないし!
………で、でもっ………

あたしは一体何を考えているのか、気がつけば兄貴の部屋の中に居た。

まっ、マジ有りえないしっ!?
あ、あたしっ、自分の意思でここに来たわけじゃないんだからっ!
そうだ、全部こいつが悪いんだ。
たぶんいびきをかいていて、うるさくてあたしが眠れなくなったのが原因のハズ。

………………そう。
だから、兄貴のベッドに入って兄貴のいびきが家の外に漏れないようにするのも、
妹である、あたしが絶対にやらなくてはならない仕事なのだ。

あたしは兄貴が寝てることを確認すると、兄貴のベッドの中に潜り込む。
兄貴はあたしに背を向けて………でも、兄貴の息遣いが聞こえてくる。

「あ、あったかい………」

も、もしかして、あたしが入ってきただけで興奮して体温上昇!?
ま、マジキモイっ!シスコンっ!変態っ!
ま、まさか、い、いきなりエッチなこと考えてんの?
つか、あ、あたし、こんなこと考えてないしっ!
兄貴があたしの心を操ってるに決まってるよねっ!

そうだ、この前やったエロゲーで、鬼畜兄貴が妹に催眠術をかけて、
さんざんエッチな事をするゲームがあったハズ………
あたしも兄貴に催眠術かけられてるのっ!?そ、それなら仕方ないよねっ!

あたしは、ベッドの中で、パジャマを脱いで、下着を脱ぐ。
つ、次は、あ、兄貴のぱ、ぱんつを脱がせるんだったよね?
こ、こんなことさせてっ!変態っ!変態っ!

………と―――あたしの手に何かが当たる。
ベッドの中だから見えないけど、ま、まさかこれって!?
こ、こいつっ、本当は起きてるんじゃっ!
あたしは焦って兄貴の顔をみようとする。
その時、兄貴は急に寝返りをうち………
あたしの唇と兄貴の唇が触れ合ってしまう。

は、初めて………奪われちゃった………
あたしの目の前は急速に真っ白に染められていく。
あ、あたしこれから兄貴におそわれ………きゅう………



――――――――――――――――――



「ハッ!!!?」

飛び起きた俺の額には、嫌な汗がびっしりと張り付いている。
さっきまで見ていた夢のせいだ………

はじめは良かったんだよ。
あやせたんとの結婚式から始まって、新婚初夜………!
据え膳食わぬはなんとやらで、あやせたんにルパンダイブしたと思ったんだ………
だが………ベッドの上にいたのは桐乃じゃねーか!?
し、しかもっ、あ、あんなに激しく愛し合って………!
それでもまー夢だから良かった………つーか、まさか桐乃と………え、えっちするとはっ!

「さて、それじゃいい加減に起きるか………って、なんだ?この重みは………っ!!!?」

俺は、言葉を失った………
俺のベッドの中には、ほとんど全裸の………桐乃がいた………
し、しかも、お、俺の下半身も露出している………

「………さ、さっきの………ゆ、夢じゃなかったのか………よ」

ま、待て、俺!?
いくら桐乃が可愛くて、日頃から気になっているっつっても、これじゃ犯罪者じゃねーかよ!
い、いや待て、俺は何言ってんだ?桐乃が気になる!?んなわけねーだろ!
いや、可愛いの方が問題か?違うっ!こいつは、一般的見地から見ても超絶可愛い………
いや、美人なだけっ美人なだけだ!性格なんか全然いいとこねーよな!
せいぜい顔とおっぱいの形がいいだけで………って、俺は何を見てるんだよ!?

「き、桐乃?お、起きろ!」
「ふにゅ………あ、京介?………まだ眠いもん………」

桐乃は、ほとんど眠りかけの状態であるが………
だが、この反応………『京介』などと呼ぶところを見ても………
あれは………夢だけど夢じゃなかったんだねっ!(涙

だが、事ここに至れば、もう、隠し事なんてしたってしょうがないじゃねーか。
それに、最低限のけじめはつけねーとな………

「桐乃。ちゃんと起きてくれ。」
「ふぁ………あ、兄貴!?な、なんでここに!?つかっ、な、な、何で裸っ!?」

こいつ、まだ寝ぼけてやがんな。
まあいい。とにかく、俺は俺のなすべきことをするだけだ。

「昨日は、すまなかった。俺がちゃんと自分を抑えていれば………」
「えっ!?あ、あんた何言って?」
「だから、これからの一生、俺がお前の面倒を見てやる。」
「えっ?えっ!?」
「桐乃。結婚しようぜ。」
「う………うん。」



――――――――――――――――――



今でも不思議なのは、結局その日、
何故か桐乃が頭の上にずっと?マークを浮かべていた事と………
その………『2回目』にも、桐乃がすごく痛がった事だが………
まあ、現実はエロゲーと違って2回目でも痛い人は痛いって事らしいしな!

今じゃ俺たちの間には二人の子供が居る。
二人ともとても可愛らしくって、昔の自分達を見ているようだ。
それに………

「あなたー!ご飯ができましたよ。」

階下から、桐乃の声が聞こえてくる。
この幸せな「今」のほうが、ずっと大事だもんな!



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最終更新:2011年03月26日 23:50