432 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/03/28(月) 20:30:13.71 ID:T3brEuZg0 [3/3]
171 :名無しさん必死だな:2011/03/28(月) 18:52:55.29 ID:yGKrcdLj0
地元の図書館で勉強してたんだが
高校生くらいの男と、中学生の女が仲良く勉強してたんだ
チラ見しつつ盗み聞きしてたら、時々聞こえる会話で兄妹っぽいことが判明

兄「お前髪の毛サラサラで羨ましいなぁ」
妹「さわる? さわりたい?」
兄「……お、これは気持いい」
妹「ひひっ、くすぐったいんだけどw」
兄「これ維持するの大変そうだな」
妹「まーねw……やー、なんかこれ恥ずかしいんだけどw」
兄「こっちは何か凄く可愛くなってきた……」
妹「まってまってwちょっと本当に恥ずかしくなってきたから…」
兄「もうちょっとだけ撫でさせてw」
妹「えー……いいけどぉ」

妹は言いながらも終始嬉しそうにニヤニヤして顔真っ赤
手の中の100円シャーペンがいつの間にか割れてた妹欲しい



これなんて高坂兄妹

447 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/03/28(月) 21:31:13.18 ID:gH4Idcc30 [3/3]
とりあえず桐乃と京介に変換して妄想すればおk

449 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/03/28(月) 21:40:17.19 ID:Q6rS4ALv0 [2/3]
>>447
こうか

171 :お兄ちゃん必死だな:2011/03/28(月) 18:52:55.29 ID:0niPants0
地元の公園でストレッチしてたんだが
高校生くらいの地味面の男と、中学生くらい?の美少女が歩いてたんだ
チラ見しつつ盗み聞きしてたら、時々聞こえる会話で兄妹っぽいことが判明

兄「お前髪の毛サラサラだな」
妹「ハァ?いきなり何なの?まさかさわりたいとか?キモっ」
兄「ち、ちげーよ!ちょっと思っただけだろうが!」
妹「まああんたシスコンだし?どうしてもっていうなら触らせてあげてもいいよ」
兄「くっ、上から目線…。でもまあせっかくだし……お、これは気持いい」
妹「ひひっ、くすぐったいんですケドw」
兄「これ維持するの大変そうだな」
妹「まーねw……てかあんたの触り方超キモイし、なんか恥ずかしいんだけど」
兄「こっちは何か凄く可愛くなってきた……」
妹「な…。キモいし…」
兄「もうちょっとだけ撫でさせて」
妹「……バカじゃん」

妹は言いながらも終始嬉しそうにニヤニヤして顔真っ赤
手の中のメルルタオルをいつの間にか噛んでた妹欲しい

458 名前:【SS】ぽいもの1/3[sage] 投稿日:2011/03/28(月) 22:37:32.58 ID:hw9FLfC3P [3/5]
めしに>>432を高坂兄妹に変換してみた


(隣が気になって勉強に集中できん……どうしてこうなった)

今俺はよく来る図書館で受験勉強をしている。それ自体はそれほど珍しいことではない。
しかし、今のシチュエーションがありえなかった。
何?麻奈実と一緒に勉強してるんじゃないのかって? それは違う! 違うんだよ!! そうだったらどれだけよかったことか!
ならばどういう状況かって? ならば簡単に説明しよう

俺、今、妹と隣り合った席で勉強してるんだZE☆

――どうだ、ありえないだろう?
桐乃がわざわざ図書館で勉強するというのもありえないが、何よりもこの位置関係。
何でお前隣に座ってんの? 別に席離れてたっていいじゃん。別に席が埋まってるわけでもあるまいに。

実際、見渡してみれば結構な席に空きがあるのだ。それなのにわざわざ俺の横に座るってなんなの。
チラっと横を見れば真剣な横顔が見える。机に広げられた参考書やノートには次々に綺麗な文字が綴られていく。
桐乃クラスになってしまうともはや教科書には意味がなく、それこそ自分のレベルにあった教材が必要らしい。
ここまで出来が違うといっそ清々しい。さすが県内トップ5に入るだけのことはあるってことなのかね。

……俺を馬鹿にしようってワケじゃないってのはわるんだけどな

図書館について、お互いに勉強を始めてから桐乃はずっとこの調子だ。
何の含んだ意味もなく、勉強に集中したかったんだろう。最近はどうも家じゃ集中できてないみたいだったしな。
そんなことを考えているうちに、どうやら桐乃をガン見していたようで桐乃がジトっとした目を向けてくる。

「……何こっち見てんの? キモイんですケド。集中できないからこっち見ないでくれる?」

人が感心しているのに口を開けばこれである。まあ、今回は俺も悪いから反論するつもりもないが。
「わ、わりぃ」「……ふん」と軽いやり取りの後俺も勉強に戻った。
――別にどもったのは桐乃が怖かったとかそんなんじゃないからな!


459 名前:【SS】ぽいもの2/3[sage] 投稿日:2011/03/28(月) 22:39:25.91 ID:hw9FLfC3P [4/5]
そうして勉強に戻ったわけなのだが……

(やっぱり集中できねー! さっきから問題解いてても全然頭に入ってこねーし! これじゃ勉強の意味ねーじゃん!!)

形だけは勉強している様相をしているが、中を覗けばこんな感じの俺であった。
それに、集中出来てないせいかどうも気になって仕方がないものがあるのである。
桐乃が参考書とノートの間を視線が往復する際、どうしても頭が動く。それに合わせてさらさらと流れる髪。それがどーしても気になって仕方がない。
いうなれば、猫が目の前でねこじゃらしを振られている状態とでもいおうか。
俺が猫ならもう手が出ててもおかしくないね。
へぇー、さすがモデル。さらさらしてていい髪質してんな。指通してみてもひっかかりやしねぇ。

「……ねえ」

そういえばこいつ自分用のシャンプーとか使ってたっけ。やっぱ気遣ってんだな。
ちょっとした拍子に近付いちまった時なんかはいい匂いしてるしなぁ。

「ちょっと……!!」

――はっ! お、俺は一体何を!? ってぎゃーーーーー!! なにやってんだよ俺!?

気がつけば俺は桐乃の髪をもてあそんでいた。正気に戻った俺はぱっと手を離すが既に時遅し。
桐乃はここが図書館という場所のせいか、いつものように怒鳴りはしなかったが怒りに顔を真っ赤にしてこっちをにらんでくる。

「あんた何? 何のつもりなワケ? 人が集中してるのをいいことにあたしに変なことしようってんじゃないでしょうね?」

んなわけねーだろ! と声を大にして言いたいところであるが、あんなことしていた以上説得力もなにもあったもんじゃなかった。
何も言えずに黙る俺に桐乃は続ける

「あんたさぁ、ここに何しにきたかわかってる? 勉強しにきたんでしょ。べ・ん・きょ・う! 
 なのに隣にいる――妹の髪弄ぶとかなに考えてるわけ? さっきから全然勉強に集中できてなかったみたいだし」

お前俺が集中できてなかったの気付いてたのかよ!?相変わらずの謎スペックに俺泣きたくなってくるよ!

「……そんなに気になる?」
「は?」
「だ、だから! あたしの髪がそんなに気なるかって聞いてんの!」

顔をさっきよりも赤くして俺にそう聞いてくる桐乃。
ヤバイ。ここまで顔赤くさせるほどこいつの怒りを大きくしてしまったことに内心どうしたもんかと途方にくれる。
無意識とはいえ、女の子の髪を勝手にいじっていたのはよろしくない。それがたとえ妹でもだ。
下手に言い訳すればそれが爆発するかもしれない。それは非常にマズイ。
だから俺は素直に認めることにした。ここで騒いだら周りに迷惑もかかるし仕方がない。

「……まあ」
「何よその気の抜けた返事。……仕方ない。あ、あたしとしてはこんなことしたくないけど、これ以上ちょっかいけてほしくないし……い、いいわよ」
「え?」
「だから、あたしの髪いじってもいいっていってんでしょ! これ以上あんたに邪魔されたくないし!」
「は? え?」
「気が済めば邪魔もしないでしょ! ほら、するなら早くしなさいよ!」

そう言って向かい合うように座りなおした桐乃は、いきなりの展開に混乱する俺の手を引いて髪を触らせる。

――やっぱこいつの髪さらさらしてんな。なんつーか…気持ちいいかも

混乱する頭のまま、桐乃の手によって導かれた手は少しづつその動きを大きくする。

460 名前:【SS】ぽいもの3/3[sage] 投稿日:2011/03/28(月) 22:40:02.85 ID:hw9FLfC3P [5/5]
――頭が近いせいか、いい匂いもしてくんな

もみあげから垂れた髪をいじっていた手はだんだんとそれを伝って顔に近いところを触っていく。
顔元まできた手が桐乃の顔に触れる

「んっ!ちょ、ちょっとくすぐったいんですケド」
「ああ、すまん」

口では謝るものの俺の手は一向に動きを止める気配はなし。
桐乃の髪は全体によく手入れされていて、もっと触れていたくなってくる

「これ、維持すんの大変なんじゃねーの?」
「べ、別に。こんなのトーゼンだし。あんたとは年季が違うのよ」

いまだに赤い顔をしている桐乃は、怒っているはずなのにまるで恥ずかしがっているようにも見えて、なんつーか――可愛い。

「ね、ねえ、まだ気すまないわけ?」
「もうちょっとだけ」
「あんたがそういうなら、べ、別にいいケド」

しおらしく視線をそらしながらそう言った桐乃の髪を、俺はもっと触ろうとして

パキン!

唐突に聞こえてきた、何かが砕ける音に手を止めた。
音がしたほうを向けば、近くで勉強していた人のシャーペンが砕けていた。
俺が桐乃に視線を戻すと、桐乃と目があった。
カアァァァーーっと顔が赤くなるのがわかった。
お、俺は公衆の場でなんつーことを!?
そう思ったのは桐乃もだったようで、赤い顔のままバッ!と俺から視線をはずすと

「も、もう気が済んだでしょ! 勉強戻るかんね!」

と参考書にむかっていった。
結局、その日は勉強に集中できるわけもなく、一日は過ぎていった。



翌日。
俺が学校から家に帰ると、ばったり桐乃と出くわした。
昨日からどことなく気まずい感じになっていて、なんとなく声をかけにくい。
「ただいま」と挨拶だけをして横を通り過ぎようとした俺に「ねえ」と桐乃は声をかけてきた。

「なんだよ?」
「あの、さ。また時間あったら……」


「勉強しに図書館、行く?」



END



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最終更新:2011年03月31日 01:55