518 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/16(土) 21:32:43.64 ID:JAG/ZgSo0 [2/4]
SS『3D?カスタム?妹』
「やった。やっと出来た……」
俺はパソコンの画面の前で一人ほくそ笑む。
画面の中には、桐乃そっくりの「妹」が顔を赤らめながらはにかんでいる。
「いいね、実にいい!」
このゲームは3Dカスタム妹、通称「カス妹」
様々な衣装や髪型、体型や装飾品を自由に組み合わせて
自分の思い通りの「妹」を作り出せる、人類史上最大の発明だ。
公式の配布する衣装も様々なタイプがあるが、素晴らしいのは
プレイヤーが自作した衣装だって着てくれるって事だ。
もちろん、俺にそんな技術はないから、職人に頼んでつくってもらったのさ!
そして何より………
当然の事だが、これは18禁ゲーだ。
「こ、これはゲームだもんな?ゲームなら何やってもかまわねえよな!?」
このゲームの売りは、その自由自在の衣装だけでなく
様々なシチュや体位で「妹」とエッチ出来ることでもある。
「き、桐乃のぱんつ、嗅いだってかまわねえよな!?」
俺の中では、これはゲームだ!ゲームにすぎねえんだ!という天使の声と
ゲームじゃん?何やったってかまわねーだろ?という悪魔の声がせめぎあっている。
「桐乃のぱんつ………っ!し、白がいいかなっ、いや、も、もっとこうぴちぴちの方が」
このゲーム、種類がありすぎることが災いして
逆に何にするか迷っちまうな。
「すけすけの黒!?桐乃ぉっ!こ、これはエロ過ぎるぜっ!」
と―――
ふと、俺の後ろを何かが通り過ぎたような、そんな気配が感じられた。
ま、まさかお袋にみられてたかっ!?
俺は慌ててドアに向き直ると………
ドアの前、俺の部屋側の所に、何故か黒いぱんつが落ちていた。
さわってみると、ほのかな温かみが感じられる。
「まさか………っ!」
俺はその戦慄に震えながら、再びパソコンに向き直る。
「同じ………ぱんつだっ!」
やっぱ、日本のエロゲ文化は世界一だよな!
ゲームの世界から、現実にぱんつが転送されるなんて
説明書には書いてなかったじゃねーかよ。
「桐乃の、ぱんつなんだよな………」
俺は、仄かに香る、そのぱんつを手に取り―――
全身の感覚を全て鼻に集中させ、体の隅々まで、桐乃の匂いを染み渡らせた!
End.
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最終更新:2011年04月17日 02:12