542 名前:ウェディングの楽しみ方【SS】[sage] 投稿日:2011/04/29(金) 15:13:00.86 ID:S9srW11CO [3/6]
スレ住人メイン話…きりりんや京介は出てきませんw

…繁華街から一歩奥まった所の、とあるビル。見た目ぽっちゃり系の女性が中に入って行く。
「こちらで高坂桐乃さんに関するイベントがあると紹介されて来たのですが」
「そうですか。では紹介者から伝えられてる合言葉を確認させていただきます。『きりりんは?』」
「…き、京介の嫁…」
「ありがとうございます。では中へどうぞ♪」
入口の係員に促されて女性は中に入る。

「今回はちょっと変わった催し物があるとか」
「そうです。桐乃さんと京介さんのゴールインを題材にした賭けですね。まずはこちらを御覧ください」
係員は女性に冊子を手渡す。表紙には『きりりんブックメーカー』と記されていた。

「No.3 高坂一家で最初に泣くのは誰か?」
「これですと、大介さんが一番人気ですね。芳乃さんが大穴になってます。」
「おもしろそうですね…えーと
No.12 きりりんが最初に着ているウェディングドレスの色は何色?」
「これですと、やはりオーソドックスな白が人気が高いですね」
「あの、この(ドレスじゃなくて水着)とか、(ヌード)という選択肢は…」
「ああ、参加者の男性の比率が高いもので。お気を悪くされたなら申し訳ございません。」
「……いえ、余興、ですものね……」
「そう言っていただけると助かります。他の項目をご覧ください。」
「No.18…きりりんと京介が最初にキ、キスをしたときのキスの時間は……」
「…大丈夫ですか、なんだか具合が悪そうですか」
「いえ、お気遣いなく…」
そういうものの、明らかに顔色が変わっている女性。そんな彼女を知ってか知らずか隣の男性客が係員に声をかける。
「あの、ブックメーカーのリヴァイアサンバージョンの一覧を見せてほしいんですが」

「……やはりこんなことでしたか、この変態ども!!!」
そう叫ぶと女性は立ち上がった。空気が抜けるような音がして、ぽっちゃりしてた体がみるみるスマートになっていく。
そして女性は、顔面に手を掛けて変装マスクを剥ぎ取った。
参加者A「国税局の覆面捜査官か!」
参加者B「あるいは、峰不二子か!!」
参加者C「何でやねんw、この彼女は……」
全参加者「ラブリーマイエンジェルあやせたん!!!」

「な、なんですかその呼び方は……恥ずかしいじゃないですか……
や、やめなさい。こら、勝手に写真を撮るな変態!!」
スレ住人の傍若無人ぶりに押されるあやせ。そこに係員が割って入る。
「新垣さん、話を聞いて貰えませんか?」
「話もなにも、賭け事は違法行為です!!」
「確かに。なので今回のイベントでは掛け金はすべて募金として寄附されます。
的中した参加者には倍率に応じてスレ住人有志によるきりりんグッズを配布する仕組みなんです。」
「そうだったんですか……」
「きりりんと京介氏の幸せな瞬間を共に楽しみたい、その趣旨で皆さん集まっています。
祝い方は様々でしょうが、根底にある想いは、新垣さんにも理解していただける筈です!」
「……そう言われると、返す言葉はありませんね。祝いの場ですからね。
破廉恥な内容も無礼講ということで今回だけは、私が何も見なかったことにしましょう」
ホッとする一同。しかし
参加者X「…なんだ、『イベントにあやせたんが踏み込むか?』を賭け対象にしとけばよかったのに」
他参加者「(何言い出すんだ空気読めよ……)」

あやせは言い放つ
「不謹慎な発言をした変態を連れていきます。異存はありませんよね♪」
全参加者「どうぞどうぞ」
ニコニコしながら参加者Xを引きずり会場を後にするあやせ
参加者A「口は災いの元だな…」
参加者B「参加者Xェ…」
参加者C「彼は犠牲になったのだ…」



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最終更新:2011年04月29日 23:12