998 名前:SS ◆49H2QUBi7VEi [sage] 投稿日:2011/05/12(木) 21:56:21.33 ID:IgWIYQuq0
>>983
乙ー
うめついでに1つ投下
そろそろお風呂に入ろうと思って、下着やパジャマを持って浴室に向かおうとした。
しかしそこでふと思い出す。
昨日このパジャマで兄貴の涙を拭いて、その後兄貴を後ろから抱きしめた。
よく考えれば終戦後の私と兄貴の最大接近距離だ。
というか、普通中学生にもなって兄妹であんな距離で触れ合うことなんてない。
昨日のようにイベントがあれば例外だけど。
「兄妹……かぁ」
パジャマを持ったままベッドに寝転んで、そっとパジャマを抱きしめる。
いつもは何の匂いもしない、私の匂いしかしないパジャマから、
なんとなく、とても落ち着く匂いが漂っている気がした。
「兄貴の……涙……」
そっと袖に目をやる。
ほんのちょっとだけ染み跡で色が変わっていた。
兄貴の……あんな悲しい涙を見たのは初めてだ。
昨日のことを思い出しながら、私は袖を顔に近づけて……
「あああぁぁぁーーー!!!!!なんで!?なんでこんなにわかんないの私!?
昨日あんだけ至近距離だったじゃん!!!抱きしめたじゃん!?涙拭いたじゃん?!
匂い十分ついてるはずじゃん!?ちっくしょぉぉぉおおおーーーーー!!!
あれか!?お風呂入った後だったからいけないの!?
あの馬鹿兄貴!!なんでお風呂入る前にいってこないかな!!!
……いや、まてよ?よく考えればこの袖は兄貴の涙……兄汁の1つがついてるんだから……
そうだ!!しばらくこれは着るんじゃなくてくわえて寝る用にすれb
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最終更新:2011年05月14日 17:34