467 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/03(木) 18:30:29.21 ID:iM66CGeH0


今日は、モデルのお仕事の日。
久しぶりに、桐乃と一緒のお仕事で、私、本当に嬉しかったです。
でも、今日の桐乃はちょっとヘンでした。
いつもと違って、些細なミスをしたり、表情がしまらなかったり………

たぶん、今日の撮影で一緒になった、
コスプレ姿の加奈子とブリジットちゃんが原因だと思うのですけど………


撮影が終わった後も、桐乃はまるで放心したように、ずっと、加奈子達の方を見ています。
せっかく一緒なんだから、もっと私の事も見てよね?桐乃………


「桐乃?大丈夫?ずっとぼーっとしちゃってるよ?」

「ぱんつ………」

「えっ!?」

「めるちゃんのぱんつ見たいっ!」


そう言うと、桐乃は加奈子に向かって猛ダッシュしていきます。


「ハァハァ、め、めるちゃん!ハァハァ、ぱ、ぱんつ見せてっ!」

「あ、あんだと~~~!?」


普段、部活で一生懸命走った後でも、こんなに息を切らせたりしないのに、
こんなに必死になるなんて………
それに、桐乃。その子、加奈子だよ?めるちゃんはアニメの中だけの存在だよ………


「めるちゃんっ、めるちゃんのぱんつハァハァ」

「き、桐乃ぉ?て、てめーなにしやが………ちょっ、まっ、み、見んなっ!す、スカートっ!?」

「め、めるちゃんのしましまぱんつぅ………くんかくんか」

「に、に、匂いかぐなぁ!」


ああ、私の桐乃が………桐乃が………壊れていっちゃう………

これも、全部、あの変態お兄さんが悪いんですね?
どうせ、あのお兄さんが余計な事言って、桐乃を誤った道に引き込んだに決まってます!


「めるちゃん、すごいっ!やっぱり、ぱんつも良い匂いだねっ!
 なんていうのかな?牛乳の香り!?やっぱ、小学生のぱんつって全然ちがうよね~!
 なんか~むさ苦しさっていうか~、大人の体臭ってか~、そんな匂いが全然しないもんね~!
 それにねっ!この、青と白のストライプっ!このデザイン、マジで神w光w臨w!
 ほんと神器クラスだよねっ!それにこの、シワのより具合っ!
 くぅぅぅーーーーっ!ほんっと最っ高ーーーーーー!」

「………うへぇ………………………」


加奈子のぱんつの匂いを嗅いでいた桐乃は、とっても眩しい笑顔です。
といいますか、桐乃?その手に持っている、しましまの布切れは………?
………………………………ま、まあ、気にしない事にします。

逆に加奈子は、息も絶え絶えで………大丈夫かな?オタクへの恐怖心とかできちゃったかも。
だって、加奈子のそばに居たブリジットちゃんは、恐怖で固まって動けなくなっています。
私だって、正直、いくら桐乃でも………アレは引いてしまいました。

そんな事を考えてるうちに、桐乃が、次のターゲットを見つけたみたいです。
がんばって、ブリジットちゃん………


「あるちゅわ~~~~ん」

「ひっ!」

「ぱんつっ、ぱんつっ!ハァハァ、あるちゃんぱんつっ!」

「うっ………うぅっ………」


ブリジットちゃんは羞恥に頬を染め、少し涙ぐんでしまっています………
私も、もう、泣きそうです………


「あるちゃんぱんつは、みずいろぱんつっ!コレっ!イイっ!
 やっぱり、そうだよねっ!あるちゃん、清楚系の美少女だもんねっ!
 はぁっ………めるちゃんと同じ牛乳のにおい~~~!」

「め、めるちゃんとおなじ………?」


あれ?
ブリジットちゃんは、妙な所に反応してしまったみたいで、
さっきまでの泣きそうな表情が一変して、なんだか嬉しそう?にしています。


「くんかくんか………あたし、マジ幸せ~~~!
 めるちゃんとあるちゃんのぱんつっ!ほんと死んでもいいかも~~~」


桐乃は、人に見せられないくらいのにやけ顔をして、地面を転げまわっています………
両手に、二人のぱんつを持って………

それにしたって、失礼な話だと思いませんか?
加奈子とブリジットちゃんのぱんつをとっておいて………

私は、耐えられなくなって、桐乃の前に歩み、そして―――


「き、桐乃っ!………は、はいっ!」

「えっ!?………あ、あやせ?どうしたの?
 そんな、スカートをたくし上げたら、ぱんつみえちゃうよ?」

「見せたいのっ!」

「えっ?えぇぇぇぇぇぇぇっ!?」

「だ、だって、加奈子とブリジットちゃんだけとかっ!」

「う、うん。わかった。あやせのぱんつも………かいでみるね?」


そういうと、桐乃は、私のぱんつに顔を近づけてきます。
なんか、一生の夢の半分くらいが叶ったような気分です………


「あやせの、純白ぱんつハァハァ………かわいい~~~
 てか、何?肌触りも良いし?特別製!?特別製なのっ!?
 くんかくんか………あやせのぱんつ、すっきりした、レモンの匂いがするよぉ………
 それに、やっぱりちょっと大人の匂いっ!
 まったりして、あたまのなかがとろける匂いだよぉ………」


これは、喜んで………いいんですよね?

そして、いつの間にか、私のぱんつを手に取り、愛おしそうに匂いを嗅いでいる桐乃を見て、
私はふと、非常に怖い―――パンドラの箱のような―――疑問を抱いていましました。


「そ、そのっ、ね?桐乃」

「うん?どうしたの?あやせ」

「桐乃、さっきから、ぱ、ぱんつの匂いを、誰かの匂いと………比較してたよね?」

「えっ………う、うん。あ、あやせ?こ、怖いよ?」

「それって………誰………なのかな?正直に………教えて欲しいな~」

「べ、別に隠す事じゃないし、その………あたしの兄貴のぱんつの匂いと比べてた。」


ええと?桐乃の兄貴、おにいちゃん、おにいさん?うそ?嘘?ウソウソウソ
だって、そんなわけないじゃないですか。
私の桐乃が、あの、変態鬼畜近親相姦レイプ目のお兄さんのぱんつの匂いを嗅いでるなんて。


「そ、それって、おかしいよね?ねえ?嘘だよね?嘘って言ってよね?」

「えっ!?」


桐乃は、目を見開いてびっくりしてしまいました。
まるで、いままで全く、おかしいことだと思ってなかったみたいに………


「あ、あやせ?そのっ………妹が、兄貴のぱんつの匂いを嗅ぐって、普通の事じゃないの?」

「………………………えっ?」

「だ、だって、エロゲーに出てくる妹って、みんな兄貴のぱんつ嗅いでるよ?
 それに、アニメでも、妹って兄貴の下着を洗濯したりするじゃん?
 そのときに、当然兄貴のぱんつの匂い嗅いでるでしょ?
 最近のアニメでは、実際に、兄貴のぱんつを集めてる妹も出てきたし………」


こっ、これがエロゲ脳………………………
私は、酷い絶望にかられながらも、なんとか、桐乃を正しい道に戻そうと頑張ります。


「き、桐乃?そ、そういったアニメやゲームでも、と、友達のぱんつまで嗅ぐ人はいないと思うな~?」

「そっか、そだよね………」


わ、分かってくれた!?


「そうだよね。あたしは妹なんだもんね。兄貴のぱんつ専門でがんばっていかないとっ!
 ありがとう、あやせ。さすがあたしの親友だよね!
 あたしの間違いをちゃんと訂正してくれて、ほんと感謝してるっ!
 それじゃ、さっそく、家に戻って兄ぱん嗅ごうっと!」

「あ、あは、あはは、ははっ………」

「それと………やっぱり、ときどきは、あやせたちのぱんつもかがせてねっ♪」


一体誰が、桐乃をこんな風にしたんですかっ!?
誰かっ!教えてくださいっ………
かっこよくって、性格も良いし、スポーツ万能、成績優秀な………
あの、完璧な桐乃を返してくださいっ!


私の親友がこんなに変態なわけがないです!


End.



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最終更新:2011年05月15日 10:39