287 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/13(金) 21:01:11.20 ID:1TkMlAFh0 [1/3]
【SS】小ネタ
>>275>>278

「御鏡、おまえは何で、さも桐乃の気持ちが分かるような物言いをするんだ。今すぐやめろ」
「さもじゃなくて、分かるよ。僕も僕の兄が大好きだからね」
「待て。突っ込みたいところが多すぎる」
「一つずつどうぞ?」
「……。(その笑顔と余裕がムカつくんだよ!)じゃあ言ってやる」
「一つ目は?」
「やっぱりお前ホモだったんだな」
「違うよ」
「違うワケあるかあああああっ! おまえ今『兄が好き』って言ったじゃねーか!おまえも兄貴も男だろ!?」
「僕はホモじゃなくて、ブラコンなだけなんだ」
「そんな言い訳通るか!ちくしょう!重ねて言うが、俺は正真正銘ノンケだからな!?」
「京介くんに手を出したら僕が殺されてしまうよ。2つ目は?」
「ぜーっ、ぜーっ、つ、次、『僕も』って何だ。そ、それじゃまるで、まるで桐乃も」
「桐乃さんもお兄さんが大好きだからね」
「てめーのエロゲ脳をリアルに適用すんじゃねえええ! こないだ俺はあいつに『大嫌い』だと告白されたばっかだっての!」
「あはは。それは間違いなく告白だ。それで、3つ目もあるの?」
「……ああ、あるぜ。例えな、例えおまえが今言ったことが全部その通りだとしてもだ」
「うん」
「おまえが桐乃の気持ちを分かるなんてありえねえ! 少なくとも俺にそう言うなんてことはありえねえ!」
「どうして?」
「俺は兄貴なんていねーし、おまえみたいに何でもやり切れる根性の持ち主でもねぇ!桐乃との共通点なんてねーよ!兄妹である以外の接点もなかった!」
「そうだね」
「でもな!俺はおまえと桁違いに桐乃のことを、たくさん、深く、考えまくってんだよ! 俺よりも桐乃が分かるようなクチが許せるわけねーだろ!例えそれが事実だろうとな!」
「うん。ごめん」
「はーっ、はーっ(お、俺また暴走したか?)……ま、まぁ分かったならいい、はーっ」
「いや、今のごめんはちょっと違って」
「?」
「僕やっぱりホモかもしれない。今の兄貴節にちょっと惚れそうになった」
「俺は桐乃専用だァーッ!!」



-------------

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2011年05月15日 18:08