215 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/21(土) 20:38:47.32 ID:RcuP6QqY0 [6/6]
SS『あやせのSS―――加奈子も一緒』
よっし、ロダにアップして………で、スレに書き込んで………っと
どうよぉ?感想まだかよぉ?
つうかぁ、加奈子みたいな天才のSSを読めるなんてよぉ?
桐乃スレのやつら、マジ幸せもんだぜぇ?
それにしてもよぉ、加奈子のSSもすっげー増えてきてね?
なんかぁ、最近は風格っつーかぁ、先輩っつぅかぁ………つか、ちょうすごくね?
「ねえ、加奈子」
「あんだよ?あやせ」
そいや、あやせも居たんだっけ?
つーかぁ、最近加奈子がSS書いてる時、いつも見てんよな?
おかげで、全然変態SSとか書けねーじゃねーかよっ!
「加奈子って、いつも色んなSS書いているよね」
「とーぜんっしょ!加奈子ぉ、天才だしぃ?あたりまえみたいなー?」
「そ、そうだね………でも、本当に楽しいお話も多いよね」
あ、あんだよ?
あやせのやつが加奈子を褒めるとか、マジねーし!
こいつ偽者なんじゃね?
「つーかぁ、なんかハッキリしねーなぁ?なにがあったんよぉ?」
「その、ね………加奈子………実は、わたし、
スレの人に、SS書いてみないかって言われたんだけど………」
「あ、あんだとぉーーー!?」
あ、あやせにSS書かせるだとぉ?正気かよぉ!?
「どうかな?わたしでも………加奈子みたいにお話、書けると思う?」
「え、えーとぉ………か、書けるんじゃね?」
「そっか。良かった」
ま、まぁ、だいじょーぶ………だよなぁ?
スレ住民って心の広いやつらも多いしよぉ?
それに、JCの書いたSSって言えば、叩かれたりなんかはしねぇよなぁ?
「それでね。やっぱり、いきなりお話を書くのって不安だから………
加奈子に見てもらえないかなって………」
「ま、まじかよぉ」
ほんとにコイツ、おかしくね?
………でも、いい機会だぜぇ?加奈子の苦労も分かるってもんだしよぉ?
それに、『SS職人を殺す』なんて言わなくなるかもしれねーよなぁ。
「んじゃ分かった。さっそく書いてみるかよ?」
「う、うん。書いてみたい………でも、どうやって書いたらいいのかな?」
「んー………難しい事考えなくてもいいっしょ。
桐乃の事考えてよー、桐乃にどんな事させたいかーとか、
どんな事して欲しいかかいでみりゃーいいじゃん」
「うんっ!分かった。早速書いてみるねっ!」
やけにノリノリじゃねーかよぉ?
つぅか、早っ!さっそく50行くらい書いてるしっ!
えーと、どれどれ………
『「いいよ、あやせ………来てっ………」
桐乃はわたしの前にその天使の造詣を思わせる体を横たえてる
もう我慢できないっ!
わたしはその胸を衝動的に揉みしだく。
「桐乃っ!大好きっ!桐乃っ!」
想像を絶するような柔らかさの―――』
「って百合展開じゃねーかよっ!!!!!!」
「な、何っ?か、加奈子どうしたの?」
「どうしたのじゃねーよっ!ど、どこのリリアン女学園だっつーの!」
「女学園?わたしのお話、そんなに難しかったかな?」
いや、逆だっつの………
あ、あたまいてぇ………
「あ、あやせよぉ、そもそも桐乃スレってよ、桐乃と兄貴の絡みがメインなんだぜぇ?」
「えっ………そ、そんなっ!そんなの書けないっ!」
「書けねぇっつっても、しかたねーだろ?そういう場所なんだしよぉ」
「だ、だって、そんな………こんな展開になっちゃうじゃないっ!」
って、早えぇ………あやせのやつ、
いつの間にこんな高速タイプ出来るようになってんだよ………って………!?
『「京介………いいよ………」
あたしは濡れそぼった女の子の部分を
京介のそそり立つ怒張に押し当てる。
今から、京介の…兄貴のモノで、女にされる―――』
「さっきよりもっとひでぇしっ!
つーか、ドコのフランス書院文庫だっつーの!」
「フランス?………よくわからないけど、桐乃とお兄さんがこんな関係だなんて、
絶対に許されない事だよね」
「そ、そうじゃなくってよぉ!
………桐乃スレってよぉ、全年齢の板にあるからよ?エロ展開禁止だっての………」
「えっ………………………」
し、知らなかったのかよ………
つーか、あやせって意外にエロイんだ………くひひ………後でネタにしてやろぉ
「で、でもっ!」
「でも、なんだよぉ」
「お、お兄さんが桐乃にセクハラをするSSとかっ、桐乃がパンツ嗅いでいるSSとかっ!
あ、挙句の果てにっ、桐乃と結婚するようなお話とかっ!」
「あー、加奈子も書いたしー」
「………………………」
「ち、ちがくてっ………ち、直接、え、え、えっちとかはダメって感じ………」
「そ、そうだよね。わ、わたしったらなんて恥ずかしいものを………」
つーかよ?
あやせのやつ、いつもいつもあんな妄想してやがんのかよぉ?
正直、病んでるけど真面目系とか思ってたのによぉ………
意外に親近感がわくじゃねーかよぉ。
「そ、それじゃあ、こんな感じなら………大丈夫なのかな………?」
「今度は、どんなんだよぉ?」
『「き、京介………」
「どうしたんだよ、桐乃?」
あたしは勇気を振り絞る。
もう、逃げない、迷わない。
たとえ拒絶されたってかまわない。
だって、本当に好きなんだもん………。
「あのさ………クリスマスイブ………デート………しよ」
「桐乃………おまえ………」
どんな結論でも良い。
あたしは、兄貴に………京介に選んで欲しい。ハッキリさせて欲しい。
あたしの事、妹として愛してくれるのか。
それとも………
あたしの事、女の子として、愛してくれるのか………』
「なかなか良くねー?」
「そ、そう?加奈子にそう言ってもらえると、嬉しいな」
今度は甘々系かよぉ!
あやせも意外と才能あるんじゃね?
「そ、それじゃあ、わたしも桐乃のスレッドで、お話を書いても、良いのかな?」
「勿論だぜぇ!加奈子の弟子みてーなもんだしなぁ
これから一杯、桐乃のSS書いていこうぜぇ?」
「う、うん。そうだね。」
よっしゃぁ、あやせをSS書きに引っ張り込んだぜぇ?
これで、加奈子に逆らえないようにしてやれそうじゃねーかぁ!
くひひ………加奈子、やっぱ天才じゃん!
「やっほー、あやせー、加奈子ー?二人でなにしてんのー?」
「き、桐乃ぉ?」
「桐乃っ!?」
「二人だけで居るなんてめずらしいじゃん?何か楽しい事でもあったー?」
「え、えーと、なんつーかぁ」
「な、何でもないよっ!ね?加奈子?」
「お、おうよぉ」
「ふーん………てか、その画面に映ってるのデキストエディタだよね?」
ま、まじぃ!
あやせの書いたの全部残ってるじゃねーか!
「タイトル…『桐乃とお兄さんのらぶらぶくりすますでーと』………
で、で、でーとなんてするわけ無いからっ!!!」
「き、桐乃?」
「でーとじゃなきゃ何すんだよぉ?」
「そ、そ、それにっ!ほ、ホテルであ、兄貴と、え、えっちとかっ!」
やっべ、マジやっべ………つぅかぁ、あやせぇ?コレ、てめーのセキニンだぜぇ?
「桐乃、お、おちついてっ、これは、作り話だからっ!」
「あ、あたしっ、京介とはキスより先には進んでないからっ!」
………うへぇ………キスまでは行ったのかよぉ………
「と、とにかくっ!あたしと京介はなんでもないからっ!」
「………………………」
「………………………」
さすがのあやせも黙っちまったじゃねーかよぉ
つか、桐乃のやつ、傍から見てるとほんっと面白いっつーか、
心の底からニヤニヤが湧いてくるっつーかぁ。
わざわざSSのネタを提供してくれるっつーのがマジ笑えるしぃ~
「あ、あたし、もう帰るっ!」
やっぱ、こんな笑える兄妹、見逃す手はねーよなぁ?みんな?
End.
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最終更新:2011年05月23日 23:24