223 名前:体操服とブルマー【SS】[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 01:54:56.64 ID:dLWHC3XNO [1/2]
>>180での体育着ネタの言い出しっぺが書いてみた
「これが、古き良き時代の魔法のアイテム…」
俺は今猛烈に感動していた。
体操服とブルマー、特に後者は俺たちの世代の男子にとっては、二次元創作物でしかお目にかかれない
「近くて遠い存在」それが今、俺の目の前にあるわけだよ!
言っておくが、人様の洗濯物を盗んだとかじゃないからな。雑誌の付録だ、付録。
しかし、当初の興奮がおさまってみると、
「これ、どうすんだ…」
お袋が飛び込んでこないことを祈りながら、恐る恐るブルマーに顔を近づける。
当たり前だが、布の匂いしかしない……
何か切なくなって、俺は体操服とブルマーを畳んで雑誌の箱に元通りにしまった。
※※※
「何コレ、超キモいんですケド!」
今、あたしの目の前には、体操服とブルマーが付録についたエロ本がある。
か、勘違いしないでよね、たまたま、たまたま京介が留守のときに、
たまたまエロ本の隠し場所を覗いただけなんだから!
まあ、それはともかく、こんなものにまで手を出すとかこのエッチ、変態!!
…ひとしきり興奮状態が済むと、あたしはふと思った。
「あいつは、これをどうするつもりなんだろう?」
どれくらいの時間が経ったか分からない、なんでそうしたかもはっきりしない
だけどあたしは、何故かそうせずにはいられなかった……
※※※
「…ちょ、桐乃…」
俺の目の前には、例の体操服とブルマーを身に付けた、妹がいた。
フリーサイズの衣装は、ぴっちりと桐乃の体を覆って、と言うか
桐乃の太ももが眩しくてだな、ゲフンゲフン
とにかくだ、俺は、桐乃の姿にしばし目を奪われてたんだよ!
※※※
見られちゃった…てか、何でそんなにジイっとアタシのこと見つめてんのよ?
そんなにあたしのこの姿を見ていたいの??
もう、京介のエッチ……
あたしは、やっとの思いで言葉を出した。
「ボケーっと突っ立ってないで、何か言いなさいよ!」
※※※
おいおい、人様のナニを勝手に着といてその言い様はないだろ。
まあ、それが桐乃らしいと言えばらしいけどな。
俺は少しホッとして、桐乃に聞き返した。
「てか、何でそれ着てんの、お前?」
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あたしは顔を真っ赤にしてしまったが、この場はこういうしかなかった。
「た、体操服着てるんだから、運動するつもりでいるに決まってるじゃん」
※※※
「…な、なあ。一緒にその、体育しないか……」
「一緒に体育って、その、どんなことをやんのよ?」
「ええと、二人で組になって柔軟体操とか」
「あんた本気で言ってんの、キモっ!
仕方ない、じゃあその後は……京介と人工呼吸の練習するから…」
※※※
まあそんなこんなで保健分野やら実技やらのいろんな体育科目を桐乃と学んだわけだが、
ラブリーマイエンジェルに○されかねない具体的な話をここで書くのもなんだろう。
また別の機会にでも、気が向いたら話してやるよ。
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最終更新:2011年06月12日 18:27