264 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 23:17:00 ID:PLSI/yXf0 [2/3]
「なあ、おい……無理しなくていいんだぞ。昼食代は預かってんだろ?」
「いいからあんたは、大人しく出来上がるの待ってなさいよ。妹の手料理食べられるなんて、シスコン兄貴としては最高のご馳走でしょ? 天にも昇る気持ちってやつを味わわせてやるから、覚悟しといてよ」
「覚悟っつーか……まあ確かに、一発昇天なのは確かなんだが。お前の料理」
「ふ、ふん! 褒めたって何も出ないんだから! キモいのよ、このシスコン!」
「いや、褒めてなんかいねーんだが……っておい、本当に大丈夫なのかよ! ちゃんと手元見ろ!」
「あははっ。何そんなに慌ててんの? 心配性ねー、このシスコ……あつっ!」
「だああっ! あーもー、言わんこっちゃない! どこ切った? 見せてみろよ」
「平気だって。こんなの、舐めてればすぐに……」
「ったく……結構血が出てんな。……はむっ」
「!?!?!?!?!?!?」
「……やっぱ、一回舐めただけじゃ無理か。ティッシュでも当てて待ってろ。今、救急箱取ってくっから」
「あ……うん」
「あーくそ。救急箱、どこに置いてあるんだっけ? 普段使わないからなぁ……えっと……」



「……な、舐められちゃった……兄貴に指、舐められちゃった……」



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最終更新:2010年12月30日 20:11