550 :怪談【SS】:2011/06/29(水) 21:33:32.35 ID:zTpaRr+/O
暑い中思いついた不思議でおかしな話

老人「昔むかし、千葉県に高坂家という家族が住んでおった。
ある時から、この家に不思議なことが起こるようになったのじゃ。兄のパンツが夜な夜な行方不明になるのじゃ」
女孫「それって只の犯罪じゃないの?」
男孫「でも犯罪者なら妹のパンツ盗むんじゃないか?男物のを盗むなんて変」
女孫「もしかしたら兄の友達の男の子が盗んでるかもよ…うぇへへへへ」
老人「(孫がせなちーに呪われるような事はした覚えがないんじゃがなあ)
ともかく、兄はこの謎を解くために必死になった。そして、ついに、犯人を突き止めた」
女孫「やっぱり兄の友人が…」
老人「ハウス!! ごほん、犯人はなんと『妖怪くんかたん』じゃった」
男孫「なにその変な名前」
老人「正確には、妹にくんかたんが取付いておったのじゃ。
パンツをくんかくんかと嗅ぐところから名前が着いたと言われておる………」

※※※
京介「桐乃、いい加減正気になってくれよ」
桐乃「うっさい黙れ!あんたには用はない。あたしが相手をするのは兄パンだけなの!!はぁ~クンカクンカ」
京介「頼むよ桐乃、頼むから目を覚ましてくれ」
桐乃「あんたが、あんたが悪いんだからね!もう…兄貴なんて知ったことじゃない!!
それもこれも、みんなみんな京介のせい、京介の馬鹿……」
京介「そんなことにはさせない。俺が何とかしてやる!!」

※※※
女孫「ねえお爺ちゃん」
老人「なんじゃ?」
女孫「どこが怖い話なの?」
老人「不思議な話だから怪談でよいじゃろ。では続けよう」

※※※
京介「これを見ろ、桐乃!!」
桐乃「きゃあッ! な、なんてモノ見せんのよこのエッチ!!」
京介「やっと正気になったようだな、桐乃」
桐乃「違うし、この変態!!」
京介「でも、お前の視線はこれに釘付けだぜ」
桐乃「そんなこと言わないでよ……京介のイジワル」
京介「なあ桐乃、これを……お前に……いいか?」
桐乃「もぅ…シスコン馬鹿兄貴……いいよ京介、
やさしくしてね……」

※※※
老人「こうして妖怪くんかたんは消え去り、兄妹は末長く幸せに暮らしましたとさ めでたしめでたし」
女孫「待ってよ!!全然意味がわかんないし」
男孫「だいたい、京介は桐乃に何を見せたかがわかんないよ!!」
老人「…リヴァイアサンじゃ…」
男孫「何それ?」
老人「お前が大きくなったら教えてやろう。今知ると、あやせの呪いが降り掛かるから駄目じゃ」
『ドンドン、ドンドン!』
老人「ほら、あやせが出たぞ、早く寝るんじゃ…」

※※※
深夜の屋外
天使「人のことを妖怪呼ばわりとはいい度胸ですね」
老人「まあ、それはそうと、高坂兄妹はお元気かね?」
天使「はい、それはそれは幸せな日々を仲良くすごしてますよ。今も妬けちゃいますね」
老人「それを聞いて安心しました。あやせさんありがとう。また会えるかね」
天使「桐乃とお兄さんを好きになってくれた人がいる限り、あたしはいつまでもこの世界に居続けます。
だからあなたも、変態話はほどほどにして下さいね。寿命前に埋められたくなかったら♪」
老人「ではできるだけ自重しましょう。お休みなさい、あやせさん」
天使「お休みなさい、桐乃スレの元住人さん」





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最終更新:2011年07月02日 00:51