595 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/05(火) 23:02:57.97 ID:KKt6QgLR0
>>567
思いがけず紹介されたのが嬉しくて、ついつい続き書いてしまった
【SS】シスシスは人生続き


「……あのさ」
「ん?どうした桐乃」
「りんこりんさ」
「ヒョホw うんうん?りんこりんが?」
「キモ!!またしてもキモ! ……っ、あんた、りんこりんの話題ですぐそのオタ顔なんのやめてよね!」
「誰がオタ顔だ。これは愛でる顔だ。世界で一番大切な俺の――」
「そっから先喋ったら殺すから」
「うお!?お、怒るなって。その、実はさ俺」
「いいから。……一応、責任感じてなくもないし」
「へ?」
「あたしも、急に神ゲーばっかり詰め込みすぎたかなって思ってる」
「何の話だ?」
「妹って超かわいいし、すごい健気だし、魅力を表現し切れないくらいだし」
「それは分かる!その通りだ!」
「うざい!最後まで聞け! ……だから、そんな破壊力で一気に追い込んだから、あんたは……」
「追い込まれたからこそ破壊力に気付いたんだぜ?」
「うっ……そ、その顔……あんたホントに、二次元に恋……ううん、させない。あたしが、させない」
「え?……ええと、桐乃……さん?」
「め、めめめめ目逸らすなっ! あ、あたしを見なさいよっ!」
「だって近――、そ、それに、おまえの方が直視できてねーじゃねぇか!」
「うっさい!これでどう!? …………っ、……ぅ……」
「!……(な、ナンでイキナリこんな至近距離っ……俺、もう――)」
「…………ど、どう?」
「どうって、暴発しそうですが何か!? いや待て何が!?」
「だからぁ! モニタじゃなくてあたしなら、どんなに近づいてもジャギらないっしょ!?」
「………………は?」
「が、画面にちゅっちゅしても反応とかしないんだからさ! で、でもあたしなら――」
「ま、待て待て! 何を言いたいのかサッパリわからん!」
「がーっ!もう!だから!」
「だから?」
「あたしがりんこりんの代わりだって言ってるの!」
「ええええええ!?おま、気付いてたの!?(俺がりんこりんを通して桐乃を愛でてたってこと……)いつ!?いつから!?」
「は?(二次と三次の区別がつかなくなってるのが?)いつって……最初からそんな悪寒はあったけど」
「な、何だとぉ!? ぐああああ、最初からバレて……! いっそ死にたい!殺してくれ!」
「ちょ、死んでもそっちには行けないから!」
「ぐっううう、だ、だが、っは、バレてたんじゃしょーがねぇよな。こんな格好悪い形だけどさ……俺、本気で――」
「!!(本気で二次を愛しちゃってるワケ?もう、こうなったら最後の手段っ!)」
「桐乃のこt――うわ!? おま、何抱きついて……!」
「――――――ん………………ど、どう……よ。……あったかいっしょ……?」
「お、おう、すげーあったかい……ぞ」
「京介が望むなら、これからいつでも、こうしてあげてもいいよ?……これくらい、簡単なお仕事、だし」
「え、え、ま、マジで!?」
「ただし!……ただし…………三次の妹のことも、ちゃんと見なさいよね」



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最終更新:2011年07月07日 22:59