620 名前:ビキニの日【SS】[sage] 投稿日:2011/07/06(水) 00:20:24.72 ID:r7HvDqTHO [1/3]
7月5日の夜遅く、俺は例によってエロゲーをやりに桐乃の部屋に入った…つもりだったんだが
「遅かったじゃん、京介」
「……て、何だよその格好は??」
「ハァ?これが水着以外の何に見えるワケ?」
「いや、そうじゃなくてだな…」
部屋の中にいた桐乃は、真っ赤なビキニを身につけていた。
「今日はビキニスタイルの日だし、それに今は頑張って節電やんなきゃいけないんじゃん。
だからこうして涼しい格好しているのに、なんか文句あるわけ?」
「…文句はねえよ、ただな……」
「な、何? 何か言いたいことあるなら言えばいいじゃん」
「いや、その何だ、やっぱ三次元は違うよな」
「ハァ?人をフィギュアかドールみたいに言うな、キモっ」
「だってお前のその姿、雑誌のグラビアでしか見たことないからな」
バレンタインデーにあわせたとある雑誌の企画で、桐乃はこの水着を身につけていたのだった。
ハートをかたどったチョコを掲げて、頬を赤らめていた桐乃。
兄貴がいうのも何だが、本当に可愛かったし、本当にセクシーだったよ!
まあ雑誌ならこの姿を買ったいろんな奴らが目にしてたわけだが、
今は俺だけが、桐乃のこのエロ可愛い姿を独り占めにできてるわけだ。
あれ、これなんてエロゲー?
「…ちょ、アンタ興奮しすぎ…」
自分からそんな姿をしといてその言い草もないもんだ。
「だ、駄目だからネ。『オイル塗ってあげる』とか、『肩がこってるから揉んであげる』とか言って、
あたしの身体に触れようとかしても、駄目だから!
見るだけ、今日は見るだけだから!!」
いくらなんでも真夜中の部屋でオイルは塗んねえだろ!!
まあいい、言葉どおり『見るだけ』で存分に楽しんでやるぜ!!
「わかった、その代わり見ている間絶対動くなよ♪」
俺は桐乃に承諾させると、その身体をなめ回すかのように至近距離から見つめた。前から、後ろから……
そして、普段なら心の中の声として黙ってるような妄想も今日は全解放した。胸も腰も尻も褒めちぎってやった。
どんだけひどかったのかと言えば、桐乃が顔真っ赤にして目を潤ませながら
「あたしを手を触れずに汚したあんたの事、これから一生『エロ介』って呼んでやるから!!!!」
と宣言されたことから想像してくれ。でも俺が
「一生ってことは、桐乃は俺の嫁確定ってことか?」
と返してやったら
「調子にのんな馬鹿!!京介はあたしの夫として一生尻に敷かれる運命なんだからね、勘違いすんな!!」
だってさ…
想像以上に凄いプレイのひとときはあっという間に過ぎ、気付いたら午前0時をまわっていた。
手は一切出してないのに、俺たちは顔を紅潮させ息を弾ませていたのだった。
「これでビキニの日は終わりだからね。エロ介」
「ああ、分かったぜ俺の嫁」
「ぐぬぬ…まだ言うか…それはそうと」
「何だよ」
「…ビキニの日は終わったから、あたしのビキニを脱がしてくれない?」
…こうしてエロゲー第二幕が始まったわけだが、みんなの平和の為に詳細はここでは差し控える。
まあ、しれっと一言
リヴァイアサン大活躍に俺の嫁はメロメロだったとだけ言っておくよ!
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最終更新:2011年07月07日 23:00