659 名前:きりりんのお腹【SS】[sage] 投稿日:2011/07/14(木) 23:42:03.86 ID:/fbBDAkZO
最近は夢にまでエロゲーが出てくるようになっちまった。もう駄目かもわからんね……
??「お兄ちゃん、質問していい?」
京介「おう、何でも聞いていいぞ」
??「お兄ちゃんの手の平ってどうしてこんなに大きいの?」
京介「それは、可愛いお前をこうしてなでなでしてやるためさ」
??「それじゃあね…お兄ちゃんのリヴァイアサンはどうしてそんなに大きいの?」
京介「それは可愛いお前を(ry」
??「ああん、お兄ちゃんたらぁ…」
…ギシギシアンアン…
??「お兄ちゃん、あたし、もうお嫁さんに行けない身体になっちゃったよぉ」
京介「心配するな、俺が貰ってやる。だから、俺の嫁になってくれ!」

桐乃「ホントに? 嬉しい…京介とあたしの愛の証だね」
京介「え、桐乃………って………うわあ!!」


俺は思わず飛び起きた。目の前にはいつもの俺の室内が広がる。夢にしても凄まじいネタだったな…
「あんた、うっさいよ。何しょーもない夢見てんの?」
ドアを開けて桐乃が入ってきた。
「なんだ桐乃か? てかそのしょーもない夢の原因はお前のその腹にあんだろ、その腹に」
あれ? どうして…どうして桐乃のお腹はそんなに大きいの?
俺はもう起きてるはずなのに、どう見ても桐乃の腹部は、臨月の妊婦さん並みに膨らんでいた。
「あたし、あたしね、妊娠しちゃったんだ………」
「妊娠……って、うわあああ!!!」
俺は再び、というか前より更に大きな声で絶叫した。
「あ、アンタ、実はね」
「すまん、すまん桐乃本当にすまない、この責任は俺が必ず……」
「……あんたたち、何やってんの???」
さらなる絶叫に、お袋まで部屋にやってきた。


「全く、ちょっと考えれば昨日まで普通のお腹の桐乃がいきなり臨月な訳ないでしょうに」
「いや、そりゃそうだけどさあ」
「それにしても、桐乃の身につけてるスーツ、よくできてるわね」
ここでネタばらしすると、桐乃は実は『妊婦体験スペシャルスーツ』なるものを身につけている。
何でも最近は若いうちからの子育ての学習を進めるってことで、
これは疑似的に妊婦さんの体験をするための、れっきとした学習教材とのことだ。
今回、こうした変わった学習教材を紹介するネタをやる雑誌があるとかで、それに出る桐乃が頼み込んで一晩借りてきたのだという。
「どう、桐乃?妊婦さんになった気持ちは?」
「お母さんはこんな思いを2度もしたんだよね。大変だったでしょ」
「まあね、それでも愛する我が子がここにいるんだって思うと頑張れたわ。
まあ、こういう体験することで、皆が街中の妊婦さんをいたわれる世の中になればいいわね」
桐乃がお袋と話しをしてるのを好いことに、俺はこの場を去ろうとしたんだが……

「ところで京介。桐乃のお腹に驚いたのはともかくとして、桐乃に土下座して謝罪してたのはなんでかしら??」
「いや、それはその…」
「あんた、こんどこそ妹に手を出したのね!!!」
「ちげえよ、あくまで夢の中での出来事だ!!」
「お母さん落ち着いてよ、あたしが兄貴に、まだそんなこと許す訳ないじゃん」
「それならいいんだけど。、それじゃカレーを作りに戻るわね」
まだ怪訝そうな顔を残しながらも、とりあえずお袋は去っていった。

「全く、馬鹿兄貴のせいでお母さん変な目であたしたちを見てたじゃないの」
「こればかりは正直、面目ねえと思ってるよ」
「ま、まあこうして子育ての勉強もできるんだし、き、京介も勉強したいなら
…あたしが…子づくりの勉強の相手してもいい…かも……」

今回の小道具紹介
http://humanbody.jp/simulator/item/ky32518-000.html




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最終更新:2011年07月16日 04:36