734 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/19(火) 19:57:42.10 ID:FP8JmjD60 [6/10]
ふと思いついた。
京介の部屋にエアコンがないのは、
桐乃の部屋で一緒に寝ろという親父殿からの赦しだったんだよ!
762 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/19(火) 21:27:59.59 ID:FP8JmjD60 [7/10]
>>734
京介「俺の部屋にもエアコンを設置してくれ」
大介「駄目だ」グビ
京介「何でだよ!いつもいつも桐乃ばっか贔屓しやがって!」
大介「確かに少しばかり桐乃を贔屓しているのは認めよう。
だが、そもそも何故今になってエアコンを欲しがる。
今まで扇風機で問題なかっただろう」グビ
京介「・・・夜暑さにうなされて目が覚めて、麦茶を飲みに一階に行こうとするとな、
桐乃の部屋から冷気が漏れて来るのに気がつくんだ。
去年までは桐乃と仲が悪かったから我慢できたけどよ、
今はだいぶ仲良くなったし、今ならふとした拍子にあいつの部屋に入っちまいそうなんだ」
大介「そうか・・・分かった」グビ
京介「それじゃあ親父!」
大介「エアコンを買うのは認めん」グビ
京介「だからなんでだよ!
せめて理由を説明してくれ。
このままじゃ桐乃に夜這―じゃなくて桐乃と添い寝しちまいそうなんだ」
大介「むしろそれのどこが問題なんだ」グビ
京介「え?」
大介「お前も今言っていただろう。
桐乃とだいぶ仲がよくなったと。
なら兄妹一緒の部屋で寝ることに問題はあるまい」グビ
京介「いや、問題あるだろ!?
桐乃だってもう子供じゃねえんだし」
大介「ふん!桐乃もお前も、俺からすればまだまだ子供だ。
子供なら一緒に寝ても問題あるまい。
それともなんだ。
お前は桐乃と寝るのが嫌なのか」グビ
京介「嫌とかそういう以前にだな」
大介「そうか。なら仕方がない。
俺が桐乃の部屋で寝よう。
お前は俺の部屋で寝ろ」
京介「は?」
大介「お前は涼しいところで寝れる。
俺は桐乃と寝れる。
なんだ。一番いい考えではないか」
京介「親父?親父!?
親父にしては酔いすぎっつーか、顔が真っ赤じゃねーか!
お袋!大変だ!親父がぶっ壊れた!」
大介「きゅ~」
763 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/19(火) 21:28:36.26 ID:FP8JmjD60 [8/10]
>>762続き
パタパタ
佳乃「あらあら、あなた大丈夫?
今日は炎天下で張り込み、昨日は熱帯夜の中クーラーも扇風機も壊れてたからまいっちゃったのかしら」
大介「う~ん。桐乃ぉ~」
京介「・・・・・・熱のせいだよな」
桐乃「さっき下でバタバタ音が聞こえてたけどなんかあったの?」
京介「ああ。親父が暑さで倒れた」
桐乃「ちょっ!平気なの?」
京介「今はお袋が看病してる。
まぁ、問題ないだろうってさ」
桐乃「そうなんだ。よかった。
・・・・・・暑さって怖いんだね」
京介「ああ。
・・・・・・心のそこからそう思ったぜ」
桐乃「ねぇ、あんたは平気なの?」
京介「そうだな。
・・・ちょっとまずいかも知れねぇ」
(涼を求めて桐乃の部屋に行きそうになったしな)
桐乃「・・・ねぇ、もしどうしても熱さに耐え切れなかったら、あたしの部屋で寝てもいいよ?」
京介「・・・いいのか?」
桐乃「あたしだけ涼し思いしてるのに、あんたに暑さで倒れられたりしたら寝つきも寝覚めも悪くなるし。
あ、でもひっそりと入ってくるのはダメだからね!?
もちろんあんたは床で寝ること。
あと電気をつけるのも禁止。
あんたにメイクもしてない寝起きの顔見られるのは、なんかイヤだし」
京介「わかった。
俺と同じ部屋で寝るのなんてイヤだろうに、ありがとうな」
桐乃「ん。
・・・あたしたちは兄妹なんだからさ、そこまで遠慮しなくてもいいから」
(別にイヤってワケでもないし)
京介「?なんか言ったか?」
桐乃「なんでもない!いびきとかは止めてって言っただけ!」
その夜
もぞもぞ
京介(ん?せっかく桐乃の部屋に来たのに、なんか暑いな)
桐乃「スースー」
京介(桐乃!?
そうか。トイレに起きた帰りに、間違って俺の隣に来ちまったのか。
離れておかねえと、起きたときになにを言われるか。
・・・・・・・・・・・・)
ギュッ
京介(桐乃を抱きしめるなんて、俺、熱で頭がどうにかなっちまったんだな。
・・・でもまあ、よく眠れそうだし問題ない、か)スースー
桐乃(う~ん。なんか暑いな~
でも)
ギュッ
桐乃(あたし、暑さでどうにかなっちゃたのかな?
とても暑くて、暖かいのに、
すっごい気持ちいい・・・)
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最終更新:2011年07月20日 23:47