冠の柳 かんむりのやなぎ
1863年に孝明天皇が攘夷祈願のため賀茂神社に行幸した。これに際して京都に上っていた諸侯の中に宇和島藩主
伊達宗城がいた。神社での食事の時、宮中から賜った肴の折敷に柳の小枝が添えてあったので、諸侯はこれを冠に挿して供奉の役を終えた。宗城はこの小枝を持ち帰り鉢植えに挿したところ、根付いた。これを皇威回復の兆しであるとして喜び、庭に植えて大切にした。現在の物はこの柳の幼木を育てたものという。
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最終更新:2011年01月18日 02:10