初音ミク
データ
読み はつねみく
属性 電子属性
種類 妖精
能力 萌え豚を大量生産する程度の能力
某S社を潤す程度の能力
音痴なDTMerの最終兵器となる程度の能力
とてもかわいい
説明
初音ミクとは
PCに”歌わせる”事が出来るという鳴り物入りで登場した電子楽器である。
しかしそれ以上に注目されているのは、緑色のツインテールをたらした可愛い女の子、そのキャラクターである。
このソフトウェアが登場した時、一部のDTMerが初音ミクにかけた、ある期待が存在したことはあまり知られていない。
初音ミクに対する期待
テクノという音楽ジャンルが存在する。現在では非常に細分化され、その本質は広義的となり意味を成さなくなってしまったが、この言葉が現れた当初、テクノと言うジャンルは「シンセサイザー(電気的に音を作成する楽器)を用いた音楽」全般の事であった。このシンセサイザーを用いる事で、さまざまな音色を表現出来た。それは音楽そのものの表現の幅を広げることとなり、「シンセサイザーを用いているか否か」が一つのジャンルとして確立してしまうほど、それは革命的であった。今では世に出回る音楽の殆どがシンセサイザーを用いているだろう。
しかしこのシンセサイザーには、不可能なことがただ一つだけ存在した。それは歌うことである。いかに様々な音色を表現できるシンセサイザーと言えども、人の声で歌わせる事は出来なかったのである。
そこで登場したのが初音ミクだ。ついにシンセサイザーで「歌う」事が出来る時代が来たのである。それまで諦めていたDTMerは、初音ミクにかつての夢を見出した。
新たな革命の時代を予感したのだ。
初音ミクの失望
初音ミクが登場して時が立ち、これを用いた楽曲も増えてきた。初音ミクはその外見の影響を以って、電子楽器としてはやや異なる普及の仕方を見せた。その最大の特徴はニコニコ動画という、サブカルチャーコミュニティへの進出である。初音ミクを用いた楽曲の大半は、このコミュニティーに対して発信された。
ここで、一部のDTMerの期待は大きく裏切られる事となった。
結論から言うと、革命は起きなかった。初音ミクを用いて発表された曲に、新しい表現は存在しなかったのである。初音ミクを用いた代表的な音楽は既存のポップソングと大差無く、初音ミクの立場は作曲者の提示する「歌い方の参考」という役どころとなった。(そのキャラクター性から別の面での役どころは存在する。ここでは楽器としての立場について限定した)
結局のところ、一部のDTMerは初音ミクに失望してしまったのだというだけのお話だが、はて、初音ミクとシンセサイザー……どこで違いが現れたのやら
コメント
- 初音ミクの失望って曲できないかなーw -- ごっつ (2011-10-29 21:27:26)
- ミクに電算ラップ歌わせたいなぁ -- 通りすがりのらーじゃん (2012-06-04 11:36:13)
最終更新:2012年06月04日 11:36