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速く動こうと思うな。速く動けると知れ。」

この言葉、知ってますか?

ピンときた方もいるかと思いますが、映画「マトリックス」のなかの言葉です。

映画は、現在自分が生きていると感じている世界は
実は作られた世界、マトリックスである、という設定なのですが、
その作られたマトリックスから抜け出すためには、救世主が必要なのです。

そしてその救世主とされたのが主人公“ネオ”なのですが、
本人は、自分が生きていると感じている世界が虚構の世界であることも、
ましてや自分が世界を救う救世主だ、何てこともまったく信じられません。

ですが、無理やり周囲が救世主として戦いの中に巻き込んでいってしまいます。
そして、救世主として戦うべく、修行が始まるのですが、
当然、そんな戦いをしたこともないネオは、修行を上手くこなせません。
まして、その修行はどれも現実世界ではありえないような
速さ、強さが求められるのです。

これは現実世界ではない、マトリックスの世界だから、
思ったことは実現すると言われはするものの、どうしても上手くできません。

その修行中に、主人公“ネオ”が師匠である“モーフィアス”に言われたのがこの言葉
「速く動こうと思うな。
 速く動けると知れ。」です。

これは、自分には無理だ、できないと思っているネオに、
“お前にはやれる能力がある。
 ただ、その能力に気がついていないだけだ。
 だから無理してできるようになろうと努力するのではなく、
 ただ、自分にはその能力があると気がつきさえすればいい”
と、ヒントを出したのです。

実際、半信半疑ながらも自分にはできると思い込むことで、
ネオはありえないような速さで動いたり、
信じられないようなパワーを発揮し始めます。

そしてやがて救世主としての力に目覚め始めるのですが・・・

と、まぁあらすじはこのくらいにして、
この言葉を引用したのは、
「実はあなたも同じように自分で自分の力を制限してはいませんか?」
といいたかったのです。

もちろん、テニスは映画の中の出来事でも、虚構の世界でもありません。

でも、「自分には無理かなぁ」と思いながら努力をしても、
成果を感じることはできないでしょう。

逆に、これまで歯を食いしばって練習していたことが、
「いや、でも自分にはできるに違いない」と思い込むことで、
かえって力が抜けて、スムーズにできるようになった、
なんてことは、実はよくあることです。

もっとがんばらなきゃ、もっと何とかしなきゃ、と
自分にプレッシャーをかけるよりも、
『大丈夫、いまの自分の持っているものをきちんと出せばできるはず』
と根拠のない自信を持ってみるほうが、
実は上手く行くかもしれませんよ。

今度のテニスではビックリするくらい速く動けたりして・・・

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最終更新:2008年10月22日 00:21
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