週末に全仏オープンの決勝を見ました。
僕が注目していたのは男子決勝です。
全仏4連覇を狙うナダル VS グランドスラム全制覇を狙うフェデラー
という3年連続の決勝戦の顔合わせとなりました。
結果は・・・
ナダルのストレート勝ちというとても予想外の結果になりました。
あんなに一方的な展開になるなんて・・・
僕はまったく予想していませんでしたが、皆さんはどうだったのでしょうか?
が、僕はフェデラーという選手が非常に勇気のある選手だと感じました。
というのは・・・
今回の結果は“進化”を続けた王者ナダルに対して、
“変化”を求めたフェデラーという構図だったと思うのです。
ナダルは全仏を3連覇している王者として、
その地位に甘んじることなく、
さらに一年間自分のプレーを磨いていくことで“進化”してきた印象でした。
プレースタイル自体が大きく変わったわけではなく、
苦しいときにはスライスを使って体勢を崩さないようにするとか、
これまで以上のバックのクロスを身につけるとか、
去年の自分には足りなかったプレーを身につけることによって
“進化”しているように思えました。
一方、フェデラーは全仏優勝のために一生懸命考えたのでしょう。
これまでの全仏での自分の戦い方を捨てて、
「相手を強打で封じ込める」という新たな戦い方に“変化”をすることで
初優勝を狙ってきたのでしょう。
あのフェデラーがほとんどバックのスライスを使わなかったのは
この“変化”を求めたためだと感じます。
結果こそ、このような一方的な結果になってしまいましたが、
世界のNo1であり、しかも優勝こそできないまでも2年連続決勝まで進んでいる
フェデラーが、これまでの自分の戦い方を否定して“変化”を求めた、
ということにとても驚きました。
真剣に優勝を求めたからこその決断であっただろうし、
下手をすれば緒戦で負けてしまうというリスクもあったと思います。
でも彼は、優勝するために“変化”するという決断をしました。
強くなろうと思うと、人は一生懸命練習をするものです。
でもその方向性には2種類あります。
自分のプレーを磨くことで、その延長線上に“進化”をしていくナダル型、
今までのプレーを見直して、別の方向性へと“変化”をしていくフェデラー型。
もちろん、一生懸命練習すれば“進化”して行くことでしょう。
でもときには、自分をリセットして“変化”することでしか
成長できない場面もきっとくると思います。
そのときは勇気を持って“変化”をしていきたいものですね。
最終更新:2008年10月22日 00:33